続伸も高値から失速、ブレント原油の７０ドル到達で達成感＝ＮＹ原油概況

NY原油先物2月限（WTI）（終値）
1バレル＝63.80（+0.23　+0.36%）

　ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近２限月が０．２３～０．２６ドル高。その他の限月は０．０１～０．２５ドル高。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）を中心とした協調減産が世界的な過剰在庫の削減につながっているほか、米国に敵視されているイランやベネズエラの今後が見通しにくいことが相場を押し上げた。主要国の景気は堅調で、石油需要拡大が見通されていることも背景。ブレント原油は約３年ぶりに７０ドルの節目に到達した。ただ、７０ドルに到達したことによる達成感やテクニカル的な上げ過ぎ感から、ブレント原油やニューヨーク原油は高値から失速した。

　時間外取引からニューヨーク原油２月限は堅調に推移し、６４ドルの節目に到達。通常取引開始後は６４．７７ドルまで一段高となり、２０１４年１２月以来の高値を更新。ただ、買い一巡後は急速に押し戻された。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（minkabu PRESS編集部） 

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