日経平均株価 始値 22390.14 高値 22567.20(14:44) 安値 22381.01(09:17) 大引け 22550.85(前日比 +27.70 、 +0.12% ) 売買高 13億2964万株 (東証1部概算) 売買代金 2兆3996億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は売り先行で始まるも切り返し、小幅ながら3日続伸 2.日銀のETF買いの思惑を背景に週末でも押し目買い意欲は旺盛 3.次期日銀総裁人事巡り、金融緩和に前向きな人選との思惑浮上 4.小型株に買われるものが目立ち、全体値上がり銘柄数は1100超 5.任天堂の売買代金が突出、材料株買われストップ高も多数出現 ■東京市場概況 前日の米国市場は感謝祭の祝日で休場。一昨日の同市場では、NYダウは64ドル安と3日ぶりに反落。休日を控え閑散相場の中、利益確定売りが優勢だった。 祝日明けの東京市場では朝方安く始まったものの、その後は下げ渋り、後場に入ると押し目買いが優勢となり日経平均はプラス圏に切り返した。 24日の東京市場は、前日の米国株市場が感謝祭の祝日で休場だったことで手掛かり材料に事欠くなか、為替が円高方向に振れたことが主力株中心に逆風となり、日経平均は130円以上安く始まった。しかし、下値では押し目買いが厚く、後場に入ると日銀のETF買いの思惑もあって、好業績銘柄などに物色の矛先が向かいプラス圏に浮上。午後には日銀の次期総裁人事について、安倍首相の意向を反映して金融緩和に前向きな人選で進められているとの思惑が浮上して全体相場を支えた。週末要因も絡んで東証1部の売買代金は今一つ盛り上がりを欠いたものの、個別株の物色ニーズは旺盛で、特に小型株が買いを集めた。上昇と下落銘柄の数も朝方は値下がりが多かったが、後場に入ると値上がりの数が一気に増えて逆転、結局1100を超える銘柄が高く引けた。 個別では任天堂<7974>が断トツの売買代金をこなし1600円高と気を吐いた。ソフトバンクグループ<9984>が堅調、スタートトゥデイ<3092>が大幅高。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>も買われた。シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>、ニッカトー<5367>も値幅制限いっぱいに買われた。イートアンド<2882>、ヤーマン<6630>が急上昇、カーリットホールディングス<4275>、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>なども値を飛ばした。 半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、SUMCO<3436>も売りに押された。三菱マテリアル<5711>が急落、ダイフク<6383>も値を下げた。TDK<6762>、ディー・エヌ・エー<2432>が利益確定売りに安く、コマツ<6301>も下落した。インフォマート<2492>、KLab<3656>が売られ、ワコム<6727>、タカラトミー<7867>も下値を探った。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、KDDI <9433> 、ソフトバンク <9984> 、信越化 <4063> 、花王 <4452> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約65円。 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はトレンド <4704> 、京セラ <6971> 、TDK <6762> 、デンソー <6902> 、コナミHD <9766> 。押し下げ効果は約23円。 東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)小売業、(3)化学、(4)情報・通信業、(5)ゴム製品。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)海運業、(3)鉱業、(4)鉄鋼、(5)輸送用機器。 ■個別材料株 △極楽湯HD <2340> [JQ] 中国吉林省長春市に直営温浴施設を出店へ。 △スタートトゥ <3092> 採寸用ボディースーツの無料配布開始。 △データHR <3628> [東証M] ブリッジ・キャピタルが5%超株主に浮上。 △ジャストプラ <4287> [JQ] 今期配当を4円増額修正。 △Mipox <5381> [JQ] 20年3月期に固定資産売却益が発生。 △浜井産 <6131> [東証2] 「中国製造2025」でビジネスチャンス拡大へ。 △キャリア <6198> [東証M] 1→2の株式分割を実施。 △ヤーマン <6630> 好業績を評価する買いが継続。 △レーザーテク <6920> 米フォトロニクスから10.5世代用FPDフォトマスク欠陥検査装置などを受注。 △Uアローズ <7606> 「2年後メドに国内全店舗でICタグ導入」との報道。 ▼三菱マ <5711> 子会社3社で品質データ改ざんが発覚との発表。 ▼WASHハウ <6537> [東証M] 「ファミマがコインランドリー参入」との報道で競争激化懸念。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)CVSベイ <2687> 、(2)ニッカトー <5367> 、(3)スタートトゥ <3092> 、(4)イートアンド <2882> 、(5)ヤーマン <6630> 、(6)ヘリオスTH <6927> 、(7)オカアイヨン <6294> 、(8)T&Gニーズ <4331> 、(9)カーリットH <4275> 、(10)ショーケース <3909> 。 値下がり率上位10傑は(1)三菱マ <5711> 、(2)PCデポ <7618> 、(3)KHネオケム <4189> 、(4)インフォMT <2492> 、(5)ジューテック <3157> 、(6)KLab <3656> 、(7)Fブラザーズ <3454> 、(8)トーセ <4728> 、(9)NISSHA <7915> 、(10)廣済堂 <7868> 。 【大引け】 日経平均は前日比27.70円(0.12%)高の2万2550.85円。TOPIXは前日比3.48(0.20%)高の1780.56。出来高は概算で13億2964万株。値上がり銘柄数は1157、値下がり銘柄数は781となった。日経ジャスダック平均は3788.32円(24.78円高)。 [2017年11月24日] 株探ニュース
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