本日は日本が勤労感謝の日、米国が感謝祭のためいずれも休場。この後の海外市場は材料への反応は一時的に留まることが予想され、単発的な値動きに終始しそうだ。 ただ、前日の米FOMCでインフレ見通しについて慎重なトーンが示されたことでドル相場には売り圧力が掛かりやすくなっている。 ドル円はきょうのアジア市場で一時111.07レベルまで下押しされた。その後の戻りも111円台前半での取引に留まっている。テクニカルポイントは111円台後半に集中しており、強めのレジスタンス(抵抗)水準となっている。一目均衡表の雲下限は110.38レベルとなっており、下値のメドとして注目されそうだ。 ユーロドルは1.17割れから1.17台半ばにかけてテクニカルポイントが集まっている。今週は買いが優勢となっており、1.17台前半がサポート(支持)水準となっている状況。1.18台には一目均衡表の雲が立ち込めており、1.1877レベルの雲上限が上値のメドとなっている。 この後の海外市場では、ドイツGDP・確報値(第3四半期)、ドイツとユーロ圏の製造業および非製造業PMI・速報値(11月)、英GDP・改定値(第3四半期)、カナダ小売売上高(9月)、南ア中銀政策金利などの経済指標が発表される。前回10月のECB理事会議事録が公表される。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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