米耐久財受注受けドル売り強まる 米金利見通しには影響なしか=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル売りが強まっておりドル円は111円台に下落しているほか、ユーロドルも1.1770ドル近辺と本日の高値圏に上昇。先ほど発表になった10月の米耐久財受注が予想を下回ったことをきっかけにドル売りが強まっている。

 米耐久財受注は航空機の減少が全体を圧迫し予想外の減少となった。一方でGDP算出に使用される出荷ベースのコア資本財は前月比0.4%と予想(0.3%)を上回った。GDPの設備投資の見通しに関してはポジティブな数字だったとも言える。今回の数字はFRBの金利見通しに大きく影響を与えるとは思われない。

 しかし、明日の感謝祭休暇を控えて薄商いの中、米10年債利回りも下げに転じドルを圧迫している模様。

 ドル円の目先の下値サポートは100日、200日線が控える111.75円付近と先月の安値111.65円付近が意識される。

USD/JPY 111.82 EUR/USD 1.1775

minkabu PRESS編集部 野沢卓美 

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