明日はFOMC議事録 インフレに対する見解相違がどの程度かは要確認=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に差し掛かってドル円は112.30近辺で推移している。値動きはあるものの一時的に留まっており、狭い範囲で上下動に終始。112円台は維持しているものの、112.50を超えてくると戻り売りも出て上値を抑えられている。

 ドル円は底堅さも見せているものの、先週の大幅な下げで下向きトレンドが出始めている。100日線が控える111.70近辺や10月13日安値111.50水準はなお意識される状況に変化ないものと見られる。

 米感謝祭で週後半には参加者も少なくなることが予想される中、明日はFOMC議事録の発表が予定されている。12月利上げの期待を後退させる内容にはならないものと見られるが、景気判断、特にインフレに関してはFOMCメンバー間の相違が出るものと予想される。

 今回のFOMC議事録に市場がどの程度の反応を見せるかは未知数だが、一応、インフレに対する見解の相違がどの程度なのかは確認しておきたいところではある。

USD/JPY 112.33

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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