ドル円、下値模索に変化なしか 111円台への意識残る=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 先ほどからドル円は下げが一服しており買戻しも見られている。日本時間の23時過ぎから突如売りが強まり、112.20付近まで急速に下落した。特段の売り材料は見当たらなかったが、米国債利回りも下げ幅を広げ戻り売りが出たようだ。

 感謝祭を控えて市場参加者も少なくなる中、まとまったフローに左右される相場展開も見られる中、112.50水準より上が重かったことから短期筋の見切り売りを出したのかもしれない。

 ドル円に関する新たな材料は特になく、感謝祭を前にしたドル買い戻しの流れから水準は維持しているといった状況。前日に112円台が強固にサポートされたことでショートカバーを誘発しているようだ。

 ただ、112.50水準を超え始めると上値が重くなり113円を目指す動きはいまのところ無い。先週の大幅な下げで下向きトレンドが出始めている。100日線が控える111.70近辺や10月13日安値111.50水準はなお意識される状況に変化ないものと見られる。

USD/JPY 112.36

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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