【これからの見通し】レンジ相場もよう、そろそろ感謝祭休暇を意識

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】レンジ相場もよう、そろそろ感謝祭休暇を意識

 海外市場では、そろそろ感謝祭休暇が意識されそうだ。ドイツ連立政権をめぐる政局動向、米国の税制改革案をめぐる上院の動向、英EU離脱交渉の膠着状態、そして世界的に株式市場が連日の日替わり相場とやや高値波乱めいて来ているなど、相場環境は不安定になっているようだ。

 ただ、ユーロドルは1.16-1.18レンジの相場展開となっており、一方向への動きがみられにくくなっている。同様にポンドドルは足掛け2ケ月にわたって1.30台から1.33近辺での保ち合い。ドル円は、11月上旬に114円台後半をつけたあとは売り優勢の流れとなっているものの、週明けの111円台では買い意欲もみられて相場の値動きは一服している。

 日柄的にポジション調整や、オプション期限関連のレンジ注文などが出やすい状況となっており、シナリオ通りに相場は反応しにくくなってきている。木曜日の感謝祭に続いて、金曜日も取引参加者が少なくなることが予想されており、基本的にはきょうあたりから取引は手控えられそうだ。

 そのなかで、きょうは英公共部門ネット負債(10月)、カナダ卸売売上高(9月)、米中古住宅販売件数(10月)などの経済指標が発表される。ロウ豪中銀総裁の講演、カンリフ英中銀副総裁、マカファティー英中銀委員などの公聴会証言、クーレECB理事の講演などが予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明  

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