日経平均株価 始値 22279.98 高値 22410.24(09:14) 安値 22215.07(13:03) 大引け 22261.76(前日比 -135.04 、 -0.60% ) 売買高 14億5466万株 (東証1部概算) 売買代金 2兆3496億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は3日ぶりに反落、米株安と円高を背景に主力株に売り膨らむ 2.今週23日の米株市場が休場で海外投資家にポジション調整の動き 3.為替は一時1ドル=112円台を下回る円高となり輸出株に逆風 4.中小型株は人気で値上がり銘柄数は1200超と値下がりを大幅に上回る 5.フィックスターズがストップ高、TAC、木村化など材料株が値を飛ばす ■東京市場概況 前週末の米国市場では、NYダウは100ドル安と反落。米税制改革への先行き不透明感に加え、前日に大幅上昇した反動で利益確定売りが優勢だった。 週明けの東京市場では、前週末の米国株安や足もとの為替の円高を受けて日経平均株価は下値を探る展開となった。ただ、個別株の買い意欲は旺盛だった。 20日の東京市場は前週末の欧米株市場が総じて安く、米国株市場ではNYダウが100ドル安と反落したほか、外国為替市場では一時1ドル=112円台を下回る円高方向に振れたことなどから、きょうの東京市場はリスク回避の流れが強まった。今週の米国株市場は23日が感謝祭で休場となることもあって、初動で買った海外投資家などから利益確定の売りが出た。日経平均は先物主導で荒い値動きが続いていたこともあって、慎重なムードも漂い、下値で買い向かう動きも限られた。東証1部の売買代金も2兆3000億円台と活況の目安とされる2兆円は上回ったものの、下期相場入りの10月以降で見た場合は厚みを欠いている。ただ、主力大型株は売られたものの、中小型株には買われるものが多い。値上がり銘柄数も1263におよび値下がり銘柄数を大幅に上回った。 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>なども安い。日本電産<6594>も売りに押された。MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>が急落したほか、セラク<6199>、TOKYO BASE<3415>なども値を下げた。アルバック<6728>、フォスター電機<6794>なども下落した。 半面、ソニー<6758>がしっかりした動きをみせ、安川電機<6506>も買い優勢。フィックスターズ<3687>がストップ高に買われたほか、TAC<4319>、ヤマシンフィルタ<6240>、木村化工機<6378>なども値を飛ばした。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が上昇、アルテック<9972>、双信電機<6938>なども物色人気を集めた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は安川電 <6506> 、ユニファミマ <8028> 、テルモ <4543> 、フジクラ <5803> 、アサヒ <2502> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約17円。 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、京セラ <6971> 、ソフトバンク <9984> 、信越化 <4063> 。押し下げ効果は約53円。 東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)小売業、(2)水産・農林業、(3)非鉄金属、(4)繊維製品、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)保険業、(2)証券商品先物、(3)石油石炭製品、(4)化学、(5)海運業。 ■個別材料株 △前田建 <1824> 三菱UFJMS証券が投資判断を格上げ。 △ヒップ <2136> [JQ] 人材派遣好調で見直し買い加速へ。 △ユナイテッド <2497> [東証M] 「クラッシュフィーバー」が全世界900万DL突破。 △コメ兵 <2780> [東証2] 東海東京調査センターが目標株価を2660円へ引き上げ。 △ファンデリー <3137> [東証M] 「ミールタイムたぬきそば」を12月に発売。 △Fスターズ <3687> 「国産量子コンピューター試作機を無償公開」との報道。 △竹本容器 <4248> 今期経常を一転増益・最高益に上方修正、配当2円増額。 △ノーリツ <5943> 三菱UFJMS証券が目標株価を2060円へ引き上げ。 △ヤマシン―F <6240> 「新たな繊維素材を開発」との報道。 △ライフネット <7157> [東証M] KDDIが株式買い増し。 ▼東芝 <6502> [東証2] 6000億円規模の第3者割当増資を実施。 ▼イントラスト <7191> [東証M] 120万株の株式売り出しを実施。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Fスターズ <3687> 、(2)IBJ <6071> 、(3)TAC <4319> 、(4)ヤマシン―F <6240> 、(5)OATアグリ <4979> 、(6)ソリトン <3040> 、(7)木村化 <6378> 、(8)スターティア <3393> 、(9)前田建 <1824> 、(10)リオン <6823> 。 値下がり率上位10傑は(1)ぴあ <4337> 、(2)MS&AD <8725> 、(3)関電化 <4047> 、(4)トーセ <4728> 、(5)セラク <6199> 、(6)T-BASE <3415> 、(7)ディーエヌエ <2432> 、(8)パンチ <6165> 、(9)キムラタン <8107> 、(10)ワタミ <7522> 。 【大引け】 日経平均は前日比135.04円(0.60%)安の2万2261.76円。TOPIXは前日比4.11(0.23%)安の1759.65。出来高は概算で14億5466万株。値上がり銘柄数は1263、値下がり銘柄数は700となった。日経ジャスダック平均は3710.00円(39.98円高)。 [2017年11月20日] 株探ニュース
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