続落、OPEC総会の不透明感から調整局面が続く=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=55.14(-0.19 -0.34%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.19~0.17ドル安。前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油生産量が統計開始以来の最高水準を更新したことが引き続き重しとなった。今月末の石油輸出国機構(OPEC)総会では、協調減産の延長が合意に至ると期待されているものの、合意内容に関して意見調整は進展しておらず、米国の増産によって過剰在庫の解消見通しが曇っている。OPEC加盟国を中心とした産油国は、世界の石油在庫を過去5年平均の水準まで減らそうとしているが、取り崩しは順調ではない。

 時間外取引で12月限は小動きだったが、通常取引開始に向けて弱含み、54.93ドルまで下落。その後は売り買いが交錯し、55.62ドルまでプラス転換したものの、戻りが抑えられてマイナス圏で引けた。

                         (minkabu PRESS編集部) 

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