NY株式11日(NY時間12:59) ダウ平均 21889.18(+45.17 +0.21%) ナスダック 6254.15(+37.27 +0.60%) CME日経平均先物 19400(大証終比:-310 -1.60%) きょうのNY株式市場でダウ平均は反発している。北朝鮮問題の緊迫化で前日のダウ平均は200ドルを超える下げとなったが、きょうは買戻しも入っているようだ。朝方発表の米消費者物価(CPI)が予想を下回ったことで、利上げ期待が後退していることも株式市場をサポートしている。 北朝鮮問題に関して、きょうもトランプ大統領から挑発的なメッセージが出ていたが、市場は実際、軍事行動が起きると見ている向きは少ない。ただ、テールリスクとしては意識されており警戒感を高めている。前日急騰していたVIX指数(恐怖指数)はきょうは低下している。 セクターではエネルギーや銀行株の下げが目立つ一方で、IT・ハイテク株への買い戻しが強まっており相場を支えている。 ダウ採用銘柄ではJPモルガンやゴールドマンが下落しているほか、エクソンモービル、ファイザーも軟調。一方、アップル、マイクロソフト、シスコが上昇している。 ナスダックも反発。エヌビディアは決算を受けて下げているものの、そのほかのアマゾンやアップル、フェスブック、アルファベットなど主力株は上昇。 スナップチャットを運営するスナップが大幅安。前日引け後に4-6月期決算を発表しており、利益、売上高とも予想を下回ったほか、1日のアクティブユーザー数も予想を下回ったことが嫌気されている。 エヌビディアが大幅安。クラウドやAI関連のデータセンター部門や自動運転部門の売上高が予想以上に伸びず失望感に繋がっている。 きょうも百貨店の決算が幾つか発表されており、明暗が分かれている。ノードストロムとJCペニーが5-7月期の決算発表しており、ノードストロムの既存店売上高は予想外の増収だったものの、JCペニーは予想以上の減収となった。JCペニーは大幅安。 スナップ 12.23(-1.55 -11.22%) ノードストロム 44.80(-0.07 -0.16%) JCペニー 3.89(-0.83 -17.52%) アルファベット(C) 914.97(+7.73 +0.85%) フェイスブック 168.28(+0.88 +0.53%) ツイッター 16.02(+0.27 +1.68%) テスラ 357.68(+2.28 +0.64%) アマゾン 967.96(+11.04 +1.15%) エヌビディア 154.89(-9.85 -5.98%) ダウ採用銘柄 J&J 134.00(+0.91 +0.68%) P&G 91.59(-0.15 -0.16%) デュポン 81.03(+0.22 +0.27%) ボーイング 234.58(+1.70 +0.73%) キャタピラー 113.17(+0.02 +0.02%) ユナイテッド 117.08(+0.32 +0.27%) ビザ 100.08(+0.59 +0.59%) ナイキ 59.21(+0.14 +0.24%) GE 25.28(-0.03 -0.10%) 3M 205.78(-0.45 -0.22%) エクソンモビル 78.49(-0.48 -0.61%) シェブロン 109.71(-0.40 -0.36%) コカコーラ 45.73(-0.01 -0.02%) ディズニー 102.37(+1.02 +1.01%) マクドナルド 157.57(+0.95 +0.61%) ウォルマート 80.67(+0.01 +0.01%) ホームデポ 155.26(+1.38 +0.90%) JPモルガン 91.71(-0.48 -0.52%) トラベラーズ 128.74(-0.95 -0.73%) ゴールドマン 223.65(-1.85 -0.82%) アメックス 84.21(-0.35 -0.41%) Uヘルス 192.99(+0.42 +0.22%) IBM 141.75(-0.09 -0.06%) アップル 157.84(+2.52 +1.62%) ベライゾン 47.95(-0.07 -0.15%) マイクロソフト 72.36(+0.95 +1.33%) インテル 35.97(-0.18 -0.48%) ファイザー 33.30(-0.13 -0.37%) メルク 62.49(+0.31 +0.50%) シスコ 31.36(+0.36 +1.16%) みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
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