ISM指数が予想下回り、ドル円は一時110円割れ=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間23時に発表になたISM非製造業景気指数が予想を下回ったことでドル売りの反応が見られており、ドル円は110円ちょうどまで下落している。今週は110円を一時割り込んでいたが、再び試す動きとなっている。ただ、109円台に入ると押し目買いも見られ、買いオーダーも並んでいるようだ。

 ISM指数は53.9と昨年8月以来の低水準となった。詳細を見ると新規受注が低下したことが全体を圧迫した模様。こちらも昨年8月以来の低水準。雇用も前回から低下し、週末の米雇用統計に向けて不安が残る内容となっている。

 しかし、市場の注目を集めているインフレ関連で言えば、仕入価格は前回から上昇しており、今週発表になっていた製造業と同様の動きが見られている。原油相場が6月以降上昇しており、ドル安も進んでいることがサービス業の仕入れに影響しているのかもしれない。

※ISM非製造業景気指数(7月)詳細 
総合   53.9(57.4)
事業活動 55.9(60.8)
新規受注 55.1(60.5)
雇用   53.6(55.8)
入荷遅延 51.0(52.5)

仕入価格 55.7(52.1)
輸出   53.0(55.0)
輸入   51.5(51.0)
()は前回

USD/JPY 110.00 EUR/USD 1.1875

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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