NY株式19日(NY時間12:39) ダウ平均 21601.02(+26.29 +0.12%) ナスダック 6382.53(+38.23 +0.60%) CME日経平均先物 20020(大証終比:+10 +0.05%) きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日はヘルスケア法案の審議入り断念で株式市場にもトランプ大統領の経済政策への不安感が漂っていたが、きょうは決算への期待が相場を支えている。特にIT・ハイテク株の上昇がサポート。 年内はIT・ハイテク株のみが成長が期待できる唯一の分野との指摘もあるようだ。前日引け後に発表されたIBMの決算は冴えなかったが、今後発表されるIT・ハイテク銘柄には期待感が高い。そのほか、ヘルスケアもきょうは買いが優勢。 IBMは1株営業利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回り、21四半期連続の減収となった。特に市場をネガティブにしているのが、主軸事業として移行を進めているテクノロジーサービス・クラウド部門が減収となったことであろう。IBMは4-6月期に大規模契約を見込んでいると述べていたが、結局、5.1%の減収となった。同社が進める経営再建計画への不透明感が高まっているようだ。 IBMの下落でダウ平均は序盤は前日付近での推移が続いたが、次第に上値追いの展開が見られている。 ダウ採用銘柄ではシスコやボーイングが上昇しているほか、ファイザー、ユナイテッド・ヘルス、メルクが堅調。反面、IBMが4%下落しているほか、ゴールドマン、ウォルマートが軟調。 ナスダックは最高値更新が続いている。アマゾンやフェイスブック、アップルなど主力のIT・ハイテクは揃って上昇。ネットフリックスも続伸。 医薬品のバーテックスが商いを伴って急伸。のう胞性線維症の臨床試験で良好な結果を発表したことが買い手掛かりとなっている。 モルガン・スタンレーが上昇。取引開始前に4-6月期の決算を発表しており、トレーディング収益が予想を上回ったことが好感されている。 バーテックス 160.42(+28.26 +21.38%) モルガン・スタンレー 46.08(+0.94 +2.08%) アルファベット(C) 971.44(+6.04 +0.63%) フェイスブック 165.21(+2.35 +1.44%) ツイッター 20.09(+0.11 +0.55%) テスラ 329.14(+0.90 +0.27%) アマゾン 1029.02(+4.57 +0.45%) エヌビディア 166.81(+0.85 +0.51%) ダウ採用銘柄 J&J 134.75(+0.29 +0.22%) P&G 88.11(+0.16 +0.18%) デュポン 84.98(+0.98 +1.17%) ボーイング 210.44(+2.20 +1.06%) キャタピラー 107.85(+0.78 +0.73%) ユナイテッド 122.81(+0.18 +0.15%) ビザ 98.00(+0.42 +0.43%) ナイキ 57.67(+0.02 +0.03%) GE 26.93(+0.04 +0.13%) 3M 211.84(+0.53 +0.25%) エクソンモビル 80.38(-0.22 -0.27%) シェブロン 103.80(+0.08 +0.08%) コカコーラ 44.77(+0.10 +0.22%) ディズニー 106.62(+0.87 +0.82%) マクドナルド 154.10(+0.14 +0.09%) ウォルマート 75.82(-0.38 -0.50%) ホームデポ 153.66(+1.49 +0.98%) JPモルガン 91.23(+0.16 +0.18%) トラベラーズ 126.23(+0.70 +0.56%) ゴールドマン 222.05(-1.26 -0.56%) アメックス 85.40(-0.12 -0.14%) Uヘルス 188.52(+1.67 +0.89%) IBM 147.12(-6.88 -4.47%) アップル 150.84(+0.76 +0.51%) ベライゾン 43.40(+0.04 +0.09%) マイクロソフト 73.91(+0.61 +0.83%) インテル 34.55(+0.02 +0.04%) ファイザー 33.66(+0.30 +0.88%) メルク 62.60(+0.19 +0.30%) シスコ 31.95(+0.44 +1.38%) みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
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