続落、リビアの生産拡大で売り加速=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=48.32(-1.34 -2.70%)
ブレント先物7月限(ICE) 50.31(-1.53 -2.95%)

 ニューヨーク原油の期近は大幅続落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.35~1.34ドル安。リビアの国営石油会社の発表によると、原油生産量が今月初めに82万7000バレルに達し、過去3年間のピークである80万バレルを上回った。期近7月限は時間外取引の段階から売りが勢いづき、通常取引開始後には47.73ドルまで一段安となった。

 石油輸出国機構(OPEC)とその他の主要な産油国は来年3月までの協調減産延長を先週決定したが、リビアの増産によって価格押し上げ努力が損なわれている。リビアはOPEC加盟国だが、減産合意から除外されている。米国でも増産が続いている。 

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