反落、協調減産の先行きに懐疑的な見方根強い=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=49.66(-0.14 -0.28%)
ブレント先物7月限(ICE) 51.84(-0.31 -0.59%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。先週の石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が世界的な供給過剰の解消に成功するかどうか懐疑的な見方が根強い。リビア国営石油会社の関係者によると、同国の原油生産量は日量78万4000バレルにとどまっているが、今後は日量80万バレルまで増加に向かうと想定されていることも相場を圧迫した。リビアはOPECに加盟しているものの、減産合意から除外されており、増産が可能。

 通常取引開始後、7月限は49.03ドルまで下落したが、49.83ドルまで切り返す場面があった。今週の米週間石油在庫統計で原油在庫が8週連続で減少すると見通されていることが下支え要因。 

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