【これからの見通し】米英市場三連休明け、一連の米経済統計に注目

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】米英市場三連休明け、一連の米経済統計に注目

 きょうは英国と米国市場が三連休明けとなる。昨日の閑散とした欧州市場および北米市場では欧州関連の政治リスクが意識されていたようだ。ギリシャ支援についてなかなか合意が得られないことがデフォルトリスクを意識させている。また、イタリアの議会選挙が前倒し実施されるとの見通しがでており、報道では主要4党が選挙改革について前向きな姿勢となったとされている。しかし、イタリア株式市場はその他欧州諸国の市場よりも売りが強まっていた。政治リスクの前倒しとの見方が広がっていたもよう。また、ドラギECB総裁の議会証言では、成長見通しの引き上げが示唆される一方で、フォワードガイダンスの維持についてはこれまで通りの姿勢が堅持されていた。

 足元の地合いはリスク回避方向に傾いている。ユーロ円は124円割れから123円台前半へ、ドル円は111円割れから110円台後半へと下落。ユーロは対ドルでも軟調で、1.11台後半から前半へと下押しされているところ。ロンドン序盤にかけては欧州株動向とともにリスク回避の動きがどの程度進行するのかをまずはチェックしたい。経済統計ではドイツ消費者物価指数・速報値(5月)が発表される。今回の事前予想は前年比+1.6%と前回の+2.0%から伸びが鈍化する見込み。

 その後は米経済統計に関心が移りそうだ。きょうは発表が盛りだくさんとなっている。米PCEコアデフレータ(4月)、米個人所得・支出(4月)、米S&Pケースシラー住宅価格(3月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)などの発表が相次ぐ。インフレの伸び鈍化への警戒感があるなかで、PCEコアデフレータの伸びはどうか。また、直近のGDPの低迷の背景となった消費動向については、個人所得と支出のデータが注目されよう。また、ブレイナードFRB理事の講演予定がある。6月利上げは市場に織り込み済みとの見方が広がっており、一連の経済統計や金融当局者発言で年後半の利上げペースのヒントを探ることとなる。


みんかぶ「KlugFX」 松木秀明  

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