ドル買い先行も一服、欧州株高などリスク動向落ち着く ドル円148円台半ば=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドル買いが先行したあと、戻す動き。昨日は米国とEUとの貿易合意内容について市場に懐疑的な見方が広がったが、きょうは欧州株が堅調に推移しており、リスク動向は落ち着いている。きょうもユーロ相場の振幅が目立っている。ユーロドルは1.16手前水準からロンドン朝方には1.15台前半に下落したが、ロンドン勢の本格参加後は1.15台後半へと買い戻されている。ユーロ円も売りが先行し、172円台前半から171円台前半へと下押しされたあと、ロンドン時間には172円付近まで買い戻された。対ポンドでもユーロ売り先行後は買戻しが入っている。欧州企業決算で米関税にもかかわらず好決算を発表する企業が散見されていた。ポンド相場も下に往って来い。対ドルでは1.33台で、対円では197円台後半から198円台半ばで振幅している。ドル円は148円台で売買が交錯している。ロンドン朝方には148円台前半に下押しされたが、その後は148円台後半へと高値を伸ばした。足元では148円台半ばと前日NY終値付近に落ち着きどころを見出している。きょうはこの後、米求人件数などが発表される。多くの米企業決算が発表される予定。米FOMCや日銀決定会合を控えて一方向に動きにくいムードもあるようだ。 ドル円は148円台半ばでの取引。東京市場は売りが優勢となり148.70付近からロンドン朝方にかけて148.16近辺まで下落した。ロンドン時間に入るとユーロドルの下落とともにドルが買われ、高値を148.74近辺に伸ばした。その後は148円台前半から半ばでの取引に落ち着いている。 ユーロドルは1.15台後半での取引。東京昼前の1.1599近辺を高値に売られ、ロンドン朝方には安値を1.1527近辺に広げた。しかし、売りは続かずロンドン時間には1.1590付近まで買い戻されている。ユーロ円も下に往って来い。東京市場での172.32近辺を高値に売られ、ロンドン朝方には安値を171.28近辺に広げた。その後は172円付近まで買い戻しが入っている。対ポンドでも下に往って来い。前日からのユーロ売りは一服している。きょうは欧州株が堅調に推移しており、リスク動向は落ち着いている。 ポンドドルは1.33台半ばでの取引。東京朝方の1.3362近辺を高値に、ロンドン朝方には1.3316近辺まで下落。しかし、その後は1.3360付近まで買い戻され、下に往って来いとなっている。ポンド円も同様の振幅。東京朝方の198.52近辺を高値に、197.74近辺まで下落したあと、再び198.50付近まで買い戻された。ユーロポンドは0.8652-0.8685レンジで下に往って来い。ユーロ売り先行も足元では一服している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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