バンカメが下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を公表しており、消費者向け事業が、低金利と手数料、コスト上昇の影響で17%の減収となった。また、トレーディング収益は僅かに増収に留まり、予想も下回ったことが嫌気されている。前日発表のJPモルガンやシティグループはともに、トレーディング収益は予想を上回る好調さを示していたが、それに比べれば見劣りする内容となり、全体の収入を押し上げるまでには至らなかった。 モイニハンCEOは、「他行と同等のリスクを取らなかった分、シェアを若干失ったが、四半期中の全営業日のトレーディングで利益を出した。結果には完全に満足している」と述べていた。そのほか、消費者向け事業については「資産の質は引き続き健全で支出は回復した」と説明している。 なお、貸倒引当金は13.9億ドルと予想(18.6億ドル)を下回った。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.51ドル(予想:0.49ドル) ・トレーディング収益:33.4億ドル(予想:35.1億ドル) FICC:21.3億ドル(予想:22.9億ドル) 株式:12.1億ドル(12.2億ドル) ウェルスマネジメント:45.5億ドル ・純金利収入:102.4億ドル(予想:102.7億ドル) ・貸倒引当金:-13.9億ドル(予想:-18.6億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):0.85~0.95ドル(従来:0.85~0.95ドル)(予想:0.91ドル) ・売上高:57億ドル(従来:58.1~59億ドル)(予想:58.1億ドル) (NY時間09:46) バンカメ 24.30(-0.65 -2.61%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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