アジア株 上海株大幅高、帰ってきたカンブリコン 5億6100万ドルの資金調達、新製品に期待 東京時間14:04現在 香港ハンセン指数 26131.66(-68.60 -0.26%) 中国上海総合指数 3855.10(+42.88 +1.12%) 台湾加権指数 25298.87(+106.28 +0.42%) 韓国総合株価指数 3329.83(+15.30 +0.46%) 豪ASX200指数 8796.90(-33.53 -0.38%) インドSENSEX30種 81387.50(-37.65 -0.05%) アジア株はまちまち。 上海株は上げ幅を拡大、今月3日以来およそ1週間ぶり高値をつけている。カンブリコンが再び大幅高となっており、富士康工業互聯網や海光信息技術、中科曙光、SMICなど他のハイテク関連も連れ高に。 中国版エヌビディアと呼ばれているAI半導体設計大手カンブリコンは10%超急騰、最大40億元(5億6100万ドル)相当の株式を売却することが承認されたと発表した。40億元もの資金調達は今後、同社の技術開発に充てられることだろう。カンブリコンは株価がファンダメンタルズから乖離していると投資家に警告、新製品の発表予定はないとしているが、投資家は新しいAIチップなどに期待している。 中国株高を好感して香港株は下げ幅を縮小している。レノボやアリババなどハイテク関連の一角が上昇している。一方、トランプの中国医療品取り締まり報道が懸念されておりヘルスケア関連は大幅安。医療品メーカーの石薬集団は7.9%安、翰森製薬集団は7.7%安、中国生物製薬は6.3%安、薬明生物技術は5.0%安、無錫薬明康徳新薬開発は4.3%安。 トランプ米大統領は中国製の医療品への厳しい制限を検討している。中国では過去数年間に臨床試験が増加しており、その数は米国を上回っている。米国で今年上半期に成立した大型取引の38%が中国製だ。 韓国株は0.46%高、中国株高を受け再び上昇している。韓国大統領の会見に失望し株価は一時マイナス圏に転じる場面があった。 韓国大統領は10億ウォンの株式課税基準に固執する必要はない、税制に関する議論は議会に委ねると述べた。先月、韓国政府が株式保有に対するキャピタルゲイン税の課税対象額を50億ウォンから10億ウォンに引き下げる計画を発表したことを受け、株式市場は大幅下落した。 その後、投資家の反対署名活動を受け、政府がキャピタルゲイン税制度の見直し計画を撤回する可能性が「非常に高い」との報道が伝わり、きのうの韓国株は大幅上昇した。ただ、大統領は税制に関する議論は議会に任せるとコメントしたことで投資家は失望している。
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