オンライン決済のペイパルが上昇。10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、営業収益とも予想を上回った。新規アカウント数が急増し、ホリデーシーズンのオンラインショッピングでの利用が活発だったほか、ユーザーが仮想通貨を取引できるようになったことが寄与した。 新規アカウント数は10ー12月だけで1600万に達し、通年では7270万と過去最多を記録。総取扱高(TPV)も39%増加。ガイダンスも公表しており、1-3月期の営業収益は28%増と予想を上回っている。1株利益は50%増の見通しを示した。 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げが相次ぎ、375ドルまで引き上げたアナリストもいる。同社のアプリは、決済、eコマース、金融サービスを超えて究極のスーパーアプリになる可能性があるという。 ビットコイントレーダーによるアプリへのログインが2倍になったほか、QRコード決済、後払い決済も取扱量増加という点でハロー効果をもたらしたとしている。2月11日にアナリスト説明会が予定されているが、明るい見通しが期待されるという。 (10-12月・第4四半期) ・1株利益(調整後):1.08ドル(予想:1.00ドル) ・営業収益:61.2億ドル(予想:60.9億ドル) ・営業利益率(調整後):24.7%(予想:23.7%) ・総取扱高(TPV):2770.7億ドル(予想:2668.0億ドル) ベンモ:60%増加 ・会員数:3.77億人(予想:3.75億人) (1-3月・第1四半期見通し) ・1株利益(調整後):+50%(予想:+48.7%) ・営業収益:+26%(予想:+21.6%) (通期見通し) ・1株利益(調整後):+17% ・営業収益:+17% (NY時間09:39) ペイパル 268.53(+16.63 +6.60%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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