12日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに反落。様子見姿勢が強く利益確定売りが優勢だった 大引けの日経平均株価は前営業日の10日に比べ42円86銭安の2万9520円07銭。東証1部の売買高概算は13億4398万株。売買代金概算は3兆202億1000万円となった。値上がり銘柄数は1004と全体の約45%、値下がり銘柄数は1107、変わらずは82銘柄だった。 11日の米株式市場では、NYダウが前日比7ドル安と小反落したが、ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。これを受けた休場明けの東京市場は、日経平均株価が値を上げて取引を開始した。ただ、買い一巡後は上値が重く利益確定売りに押される展開。午前10時40分過ぎに一時140円を超す下落となる場面があった。後場に入っても積極的な売買は手控えられ一進一退状態が続いた。週末要因に加え、週明け15日は米国がプレジデンツ・デーで休場となることも手控え気分を強めさせた。 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やソニー<6758>、エムスリー<2413>が安く、日産自動車<7201>や日本電信電話<9432>、ホンダ<7267>、東芝<6502>が下落した。日本郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎汽船<9107>といった海運株が売られた。ペプチドリーム<4587>やHENNGE<4475>、AI inside<4488>が急落した。 半面、任天堂<7974>やトヨタ自動車<7203>が高く、ファーストリテイリング<9983>や日本電産<6594>が値を上げた。東京エレクトロン<8035>やルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>など半導体関連株が軒並み高となった。メルカリ<4385>やPKSHA Technology<3993>が急伸した。 出所:MINKABU PRESS
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