アジア株はまちまち、米株価動向を眺めながらの展開 中国と欧州諸国の対立もやや懸念、中国が英に続き米加にも報復制裁 東京時間11:08現在 香港ハンセン指数 28420.24(+83.81 +0.30%) 中国上海総合指数 3429.80(+11.47 +0.34%) 台湾加権指数 16465.23(+159.35 +0.98%) 韓国総合株価指数 3039.61(-1.40 -0.05%) 豪ASX200指数 6810.40(-13.83 -0.20%) アジア株はまちまち。米株価動向を眺めながらの展開。先週末はバイデン大統領がワクチン接種目標を倍に引き上げたほか、今月末にも経済再生計画を発表すると述べたことで、米景気回復加速への期待感から米株価指数は大幅高で取引を終えた。ただ、週明け米株価指数は時間外では下落している。ダウ先物は11時時点で110ドル安。先週末、200億ドル規模の株式ブロック取引が行われた。ブルームバーグによると、米ゴールドマンサックスが105億ドル相当の株式を売却したとしている。今回のブロック取引を受け、投資家の間では今後もさらなる売りが出るのではないかとの警戒感が広まっているもよう。 上海株は上昇、上海株高を受け香港株もプラスに転じている。ただ、中国と欧米諸国の関係悪化はやや懸念されている。米国とカナダが中国に対し、新疆ウイグル自治区を巡る制裁を科したことに対し、中国政府は報復として米国とカナダの団体・個人に制裁を科すと発表した。先日には英国にも同様の報復措置を取っており、今後の欧米諸国と中国の関係悪化が警戒される。 韓国株は軟調。韓国で新たに384人の新型コロナ感染者が確認された。6日ぶりに300人台に低下したものの、単に週末の検査数が少なかったためで感染減というわけではなかったもよう。韓国ではここ1カ月、職場や施設などでの小規模なクラスターの発生が相次いでいる。また気温上昇とともに野外活動する人が増えてきており、春本番に向け感染再拡大が警戒されている。韓国政府は先週、現行の警戒レベルを2週間延長することを決定した。 台湾株は約5週間ぶり高値、TSMCや鴻海精密工業などハイテク関連の上げが目立つ。豪州株は約4週間ぶり高値を更新後、下げに転じている。
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