東京株式(前引け)=307円高、権利取りの動きにも期待

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 29日前引けの日経平均株価は前週末比307円87銭高の2万9484円57銭。前場の東証1部の売買高概算は7億7851万株、売買代金は約1兆4841億7100万円。値上がり銘柄数は1246、値下がり銘柄数は857、変わらずは90銘柄だった。

 日経平均株価は大幅続伸。先週末26日のNYダウが最高値を更新するなか、東京市場も堅調に推移。きょうは年度内の権利付き最終売買日で配当権利取りや引けにかけての配当再投資の買いに対する期待も膨らんでいる。為替相場は1ドル=109円60銭台へ円安が進行していることも追い風となっている。

 個別銘柄では、トヨタ自動車<7203>や任天堂<7974>、ソニー<6758>が高く、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>といった半導体関連株が高い。三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>など商社株もしっかり。半面、ソフトバンクグループ<9984>が下落したほか、米国子会社において米国顧客との取引に起因して多額の損害が生じる可能性のある事象が発生したと発表した野村ホールディングス<8604>が急落した。武田薬品工業<4502>やマネックスグループ<8698>、日本電産<6594>も安い。

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