東京株式（寄り付き）＝売り先行、景気回復期待も新型コロナを警戒

　１５日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比４７円安の２万９５７３円と続落。

　前日の米国株市場ではＮＹダウが小幅上昇、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落したものの、巨額のインフラ投資計画やワクチン普及に伴う経済回復期待は根強くリスク選好の流れは続いている。ただ、東京市場では国内で大阪府をはじめ新型コロナウイルス感染者数が再び増勢基調にあることが警戒されている。株式需給面では外国人投資家の買いが一服するなか、日経平均３万円近辺では戻り売り圧力の強さが意識されており上値も重い。１６日に菅首相が訪米し日米首脳会談が予定され、この結果を見極めたいとの思惑から売り買いともに一方向にポジションを傾ける動きは見込みにくい。

出所：ＭＩＮＫＡＢＵ　ＰＲＥＳＳ

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