NY株式15日(NY時間12:48) ダウ平均 34012.55(+281.66 +0.84%) ナスダック 14017.89(+160.05 +1.15%) CME日経平均先物 29780(大証終比:+160 +0.54%) きょうのNY株式市場でダウ平均は一時300ドル超上昇し、最高値を更新。この日発表の3月の米小売売上高は予想を大きく上回る強い内容となったことがサポートしている。また、バンカメ、シティグループの決算が発表になっていたが、前日の大手銀の発表同様に好調な内容となった。ただ、バンカメの株価は下げの反応を示している。好決算はすでに株価に織り込まれている面もあり、決算発表後に行われた決算説明会が印象的でなかったとの声も聞かれた。 米小売売上高については、追加経済対策に伴う1400ドルの直接給付や、2月の寒波からの回復、そして、広範な経済再開が個人消費を活発化させた模様。今後も経済再開は本格化し、景気刺激策の影響は4月も続くことが予想される中で、今回の米小売売上高の数字は、GDP最大の構成要素である個人消費の力強さが第2四半期まで持続し、GDPを過去数十年で最高のペースに拡大させることを予感させる内容ではあった。 IT・ハイテク株の買いが相場をけん引。米小売売上高は強い内容だったものの、米国債利回りが逆に下げの反応を見せており、IT・ハイテク株をサポート。ナスダックは大幅高となっている。 市場からは、「米株は最高値圏に留まっており、投資家はさらなる材料を求めて決算に注目。今週の大手銀の決算は相場を支援しているが、今後発表が進むにつれて、さらに楽観的な見方が強まることも期待される」との声もきかれる。 また、「第2四半期に入ってから、米国債利回り上昇が落ち着いていることや、FRBの低金利維持に対する安心感でIT・ハイテク株などの成長株に新たな需要が発生している」との声も聞かれた。 バンカメ 38.70(-1.18 -2.96%) シティグループ 72.66(-0.25 -0.34%) アルファベット(C) 2297.30(+42.46 +1.88%) フェイスブック 308.71(+5.89 +1.95%) ネットフリックス 551.67(+11.65 +2.16%) テスラ 729.81(-2.42 -0.33%) アマゾン 3375.83(+42.83 +1.29%) エヌビディア 641.66(+30.58 +5.00%) ツイッター 71.41(+1.67 +2.39%) ダウ採用銘柄 ユナイテッドヘルス 388.26(+12.63 +3.36%) メルク 76.49(+0.09 +0.12%) マクドナルド 230.88(+0.57 +0.25%) マイクロソフト 259.30(+3.71 +1.45%) ホームデポ 322.09(+2.07 +0.65%) ボーイング 249.99(-2.44 -0.97%) ベライゾン 57.82(+0.12 +0.21%) ビザ 226.53(+4.55 +2.05%) ハネウェル 229.53(+0.15 +0.07%) ナイキ 133.61(+1.35 +1.02%) トラベラーズ 154.96(-0.47 -0.30%) ディズニー 186.53(-0.93 -0.50%) ダウ・インク 64.57(+0.33 +0.51%) セールスフォース 232.29(+4.27 +1.87%) シスコシステムズ 51.68(+0.31 +0.59%) シェブロン 103.19(-1.08 -1.04%) コカ・コーラ 53.49(+0.41 +0.77%) ゴールドマン 338.67(+3.32 +0.99%) キャタピラー 233.06(+0.48 +0.21%) ウォルマート 140.24(+0.92 +0.66%) ウォルグリーン 53.87(-0.61 -1.11%) インテル 64.94(+0.75 +1.17%) アメックス 147.46(+0.04 +0.03%) アムジェン 255.66(+5.94 +2.38%) アップル 134.37(+2.34 +1.77%) P&G 137.55(+1.95 +1.44%) JPモルガン 151.79(+0.58 +0.38%) J&J 161.26(+1.34 +0.84%) IBM 132.58(-0.05 -0.04%) 3M 197.10(+0.35 +0.18%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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