ダウ平均は最高値更新 モルガンSの決算がサポート IT・ハイテク株は軟調=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式16日(NY時間13:29)
ダウ平均   34133.56(+97.57 +0.29%)
ナスダック   14025.49(-13.27 -0.10%)
CME日経平均先物 29770(大証終比:+40 +0.13%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は最高値更新が続いている。取引開始前に発表になったモルガン・スタンレーの決算が好調な内容だったことが相場をサポートしている。同行はアルケゴス関連で9.11億ドルの損失を計上したことから、同社株は下げているものの、全体の雰囲気には寄与している。

 今週発表の大手銀の決算は好調な内容が相次いだ。大手銀株自体は事前に織り込まれていた面もあり、一部の銘柄は軟調な反応も見られていたが、来週から本格化してくる決算への期待は高めているようだ。今週発表の米経済指標も強い内容が多く、景気回復への期待も株式市場を支援している。その一方で、FRBが慎重姿勢を維持していることから、米国債利回りもドルも上昇の反応を示していないことから、株式市場には追い風が吹いている格好。

 上値期待を再び高めている米株式市場だが、最大のリスクとしては、変異種への感染拡大による経済再開の鈍化と、インフレの持続的上昇などが挙げられる。

 IT・ハイテク株は売りが優勢となり、ナスダックは上値の重い展開となっている。本日の米国債利回りは下げ幅を縮小しており、IT・ハイテク株の利益確定売りを誘っているようだ。

モルガン・スタンレー 78.33(-2.49 -3.08%)

アルファベット(C) 2288.44(-8.22 -0.36%)
フェイスブック 305.24(-2.58 -0.84%)
ネットフリックス 544.22(-5.00 -0.91%)
テスラ 745.58(+6.73 +0.91%)
アマゾン 3389.40(+10.31 +0.31%)
エヌビディア 638.53(-6.96 -1.08%)
ツイッター 69.96(-1.75 -2.44%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 389.92(-0.09 -0.02%)
メルク 77.25(+0.59 +0.77%)
マクドナルド 232.81(+1.53 +0.66%) 
マイクロソフト  260.14(+0.64 +0.25%)
ホームデポ 326.58(+3.84 +1.20%)
ボーイング 247.15(-3.96 -1.57%) 
ベライゾン 58.20(+0.50 +0.87%)
ビザ 226.09(-0.19 -0.09%) 
ハネウェル  231.10(+1.26 +0.55%) 
ナイキ 134.27(+0.60 +0.45%)
トラベラーズ  155.56(+1.20 +0.77%)
ディズニー 186.55(+0.62 +0.33%) 
ダウ・インク 64.42(-0.15 -0.23%)
セールスフォース  232.13(-0.88 -0.38%) 
シスコシステムズ 52.80(+1.16 +2.26%)
シェブロン 103.07(-0.35 -0.34%) 
コカ・コーラ 53.58(+0.25 +0.47%) 
ゴールドマン  341.40(+2.85 +0.85%)
キャタピラー  232.99(+0.47 +0.20%) 
ウォルマート 140.83(+0.67 +0.48%)
ウォルグリーン 53.77(+0.07 +0.13%) 
インテル 64.66(-0.36 -0.56%)
アメックス 149.21(+0.68 +0.46%) 
アムジェン 256.08(+1.12 +0.45%)
アップル  133.67(-0.84 -0.63%)
P&G 137.41(+0.17 +0.13%)
JPモルガン 152.79(+0.62 +0.41%)
J&J 161.74(+1.35 +0.84%)
IBM 133.71(+1.13 +0.85%)
3M 198.06(+0.58 +0.29%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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