ダウ平均は一時300ドル超下落 感染再拡大で警戒感も 決算は好調も全体的に反応鈍い=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式20日(NY時間13:10)
ダウ平均   33815.34(-262.29 -0.77%)
ナスダック   13753.47(-161.30 -1.16%)
CME日経平均先物 28625(大証終比:-515 -1.80%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。世界的にウイルスの変異種の感染が再拡大する中で、旅行や航空関連などパンデミックで痛手を受けたセクターを中心に下落。その動きが次第にIT・ハイテク株など広範囲に波及している。ダウ平均の下げ幅は一時300ドルを超える場面もみられている。

 市場はワクチン接種の順調な展開もあり、完全な経済再開で織り込んでいる。早期回復の恩恵を受けると思われる産業や鉱業株などの上昇で、株式市場は最高値を更新している。ここで感染拡大が再び深刻になるようであれば、株式市場にとってはリスクとなるとの声も聞かれた。

 米企業決算が続々と発表になっているが、良好な内容ではあるものの、見通しに力強さがないためか、いまのところ株式市場はポジティブな反応を示していない。米株は最高値圏に来ている中で調整モード入りの気配も広がりつつある。ただ、現在までの発表でS&P500企業の利益は31.5%急増すると見られており、予想が上方修正されている。

 IT・ハイテク株はきょうも売りが強まっており、ナスダックは大幅安となっている。本日は引け後にネットフリックスの決算が予定されているが、今後の同セクターの決算への警戒感が出ている可能性もありそうだ。

アルファベット(C) 2289.00(-13.40 -0.58%)
フェイスブック 300.10(-2.14 -0.71%)
ネットフリックス 549.19(-5.25 -0.95%)
テスラ 711.81(-2.82 -0.39%)
アマゾン 3331.11(-40.90 -1.21%)
エヌビディア 601.65(-12.83 -2.09%)
ツイッター 65.76(-2.18 -3.21%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 396.96(+7.12 +1.83%)
メルク 79.13(+1.47 +1.89%)
マクドナルド 232.51(+0.70 +0.30%) 
マイクロソフト  257.93(-0.81 -0.31%)
ホームデポ 324.11(-2.74 -0.84%)
ボーイング 233.08(-11.07 -4.53%) 
ベライゾン 58.41(+0.02 +0.03%)
ビザ 222.53(-3.26 -1.44%) 
ハネウェル  226.18(-4.79 -2.07%) 
ナイキ 126.57(-6.00 -4.53%)
トラベラーズ  156.40(+2.02 +1.31%)
ディズニー 182.32(-5.11 -2.73%) 
ダウ・インク 62.48(-2.07 -3.21%)
セールスフォース  227.82(-2.68 -1.16%) 
シスコシステムズ 51.93(-0.92 -1.74%)
シェブロン 101.12(-2.14 -2.07%) 
コカ・コーラ 54.30(+0.30 +0.56%) 
ゴールドマン  330.38(-12.72 -3.71%)
キャタピラー  226.38(-6.01 -2.59%) 
ウォルマート 141.51(+1.80 +1.29%)
ウォルグリーン 53.38(-0.40 -0.74%) 
インテル 62.76(-0.88 -1.38%)
アメックス 145.26(-3.28 -2.21%) 
アムジェン 260.06(+4.58 +1.79%)
アップル  133.19(-1.65 -1.22%)
P&G 138.21(+1.60 +1.17%)
JPモルガン 149.25(-3.40 -2.23%)
J&J 167.61(+4.92 +3.02%)
IBM 139.36(+6.24 +4.69%)
3M 198.32(-0.27 -0.14%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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