ベライゾンは契約者数が予想外の減少=ダウ採用銘柄

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ベライゾンが1-3月期決算(第1四半期)を発表しており。1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、契約者数が17万件減少しており、この1年間で初めて減少に転じた。5G顧客の獲得をめぐる競争で、ライバルのAT&TやTモバイルUSの追撃に支障が出ている兆候を示している。

 同社は先月、中周波数帯の「ミッドバンド5G」に520億ドルを投資し、来年初めには全米の3分の1をカバーする予定となっている。AT&TやTモバイルUSは顧客獲得及び維持のために無料通話のプロモーションを展開しているが、加入者数の伸びからは、ベライゾンはライバルの後塵を拝している状況。

 株価は軟調に推移している。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.31ドル(予想:1.29ドル)
・売上高:328.7億ドル(予想:324.7億ドル)
・無線ポストペイド型契約者数:-17万件(予想+8.21万)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.00~5.15ドル(予想:5.07ドル)
・設備投資:175億~185億ドル(予想:199.4億ドル)

(NY時間09:51)
ベライゾン 58.26(-0.13 -0.22%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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