NY株式29日(NY時間10:57) ダウ平均 33814.08(-6.30 -0.02%) ナスダック 14045.90(-5.14 -0.04%) CME日経平均先物 28980(大証終比:-70 -0.24%) きょうのNY株式市場は買い先行で始まったものの、買いが一巡すると伸び悩む展開となり、ダウ平均は下げに転じている。一時212ドル高まで上げ幅を広げた。寄り付きの買いはアップルとフェイスブックの決算への反応が良好だったことから全体をサポートしたようだ。 アップルはテレワークや自宅学習が続く中で、5G対応の「アイフォーン12」とタブレット端末「アイパッド」、コンピューター「マック」の販売が好調。 フェイスブックがは広告収入が前年比46%の増収と好調だった。4-6月期については、売上高の伸びは安定しており、適度に加速すると予測した。アップルのiosアップグレードやクッキー廃止、グーグル・アドバタイジングID(AAID)などがリスクとして挙げられるが、同社は良好な状態を維持するとの見方も聞かれた。 なお、本日は引け後にアマゾンやギリアド、ツイッター、ウエスタンデジタルの発表が予定されている。 経済再開への期待感が高まっており、市場ではリフレ取引が見られている。米疾病対策予防センター(CDC)が米国の港からの出航が7月に再開できる可能性を示したことでクルーズ株が上昇。ワクチン接種率も上昇しており、ニューヨーク市は7月1日の完全再開に言及していた。 取引開始前に第1四半期の米GDP速報値が発表されていたが、前期比年率換算で6.4%の高い成長を示した。予想は下回ったものの、個人消費が10.7%伸びるなど強い成長を示しており株式市場をサポートしている。 しかし、経済正常化への期待の一方で、増税と金利上昇リスクも高まることから、より不安定な環境も懸念されるとの声も出ている。パウエルFRB議長は前日のFOMC後の会見で、従来通りの慎重姿勢を強調していた。しかし、市場では早期の出口戦略着手への期待も根強い。 月末要因もありそうだが、本日の米株式市場はまだ上値追いには慎重なようだ。 アルファベット(C) 2419.89(+39.98 +1.68%) フェイスブック 324.29(+17.19 +5.60%) ネットフリックス 502.77(-3.75 -0.74%) テスラ 682.83(-11.57 -1.67%) アマゾン 3474.08(+15.58 +0.45%) エヌビディア 610.41(-0.66 -0.11%) ツイッター 65.11(-0.59 -0.90%) ダウ採用銘柄 ユナイテッドヘルス 398.21(+3.62 +0.92%) メルク 73.10(-4.00 -5.18%) マクドナルド 233.92(+1.51 +0.65%) マイクロソフト 250.34(-4.22 -1.66%) ホームデポ 324.03(+4.32 +1.35%) ボーイング 234.07(-1.39 -0.59%) ベライゾン 56.85(+0.42 +0.74%) ビザ 233.71(+0.26 +0.11%) ハネウェル 222.42(-0.45 -0.20%) ナイキ 132.71(+2.00 +1.53%) トラベラーズ 154.51(+0.72 +0.47%) ディズニー 183.97(+0.58 +0.32%) ダウ・インク 64.45(+1.14 +1.80%) セールスフォース 233.49(-3.39 -1.43%) シスコシステムズ 51.17(+0.06 +0.11%) シェブロン 106.32(+1.10 +1.05%) コカ・コーラ 53.96(+0.37 +0.69%) ゴールドマン 348.57(+0.46 +0.13%) キャタピラー 225.47(-6.83 -2.94%) ウォルマート 139.31(+1.42 +1.03%) ウォルグリーン 52.68(+0.31 +0.59%) インテル 57.91(+0.29 +0.49%) アメックス 152.76(+0.22 +0.14%) アムジェン 231.88(-4.70 -1.99%) アップル 134.26(+0.68 +0.51%) P&G 132.19(+0.79 +0.60%) JPモルガン 153.48(+1.25 +0.82%) J&J 162.04(+0.06 +0.04%) IBM 143.57(+0.57 +0.40%) 3M 197.34(+1.41 +0.72%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。