先週末の動きに調整入る、ドル高・株安=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドル高の動きが優勢。先週末は米欧株の上昇とともにドル売りや円売りの動きが広がったが、週明けはいずれもに調整が入っている。欧州株や米株先物は売りに押されており、為替市場でもドル買い、円買いの動きに。きょうは目立った経済指標発表がなく、明日の米消費者物価指数の発表を控えて調整が入りやすくなったようだ。ドル円は一時110.28レベルまで高値を伸ばしたが、その後は109.98レベルまで反落。そして、110円台前半へと戻した。ドル買いと円買いが交錯して、方向性に欠ける動き。ユーロドルは振幅。1.1850台へした押しされたあと、1.1880近辺まで買われたが、上値重く再び1.1850割れへと下押し。ユーロ円は130.80台が重く、130.50割れ水準まで反落。ポンドドルは東京午前に1.39台乗せとなったが、すぐに売り戻しが入り、その後は売りの流れ。ロンドン市場では1.3850割れへと軟化。ポンド円は153円台が重く、一時152.50割れ。米10年債利回りは低下、原油相場も反落している。 ドル円は110円台前半での取引。一時110.28レベルまで高値を伸ばしたが、その後は109.98レベルまで反落。そして、110円台前半へと戻した。ドル買いと円買いが交錯して、方向性に欠ける動き。欧州株や米株先物が反落しており、調整ムードが支配的。あすの米消費者物価指数の発表待ちとなっている。 ユーロドルは1.18台半ばでの取引。ロンドン序盤に1.18台後半で振幅したあと、1.1880レベルの重さが確認されると売りが優勢になっている。足元では1.1850割れとなっている。ユーロ円は130.80台から130.50割れまで軟化。対ポンドでは買いが先行した。いずれも先週末の動きに調整が入る格好になっている。デギンドスECB副総裁は、2021年のインフレリスクは上向き、としながらも、インフレ急上昇は一時的とした。インフレのオーバーシュート容認は状況次第だ、ECBはPEPPの移行に関して近い将来に決定する、などと述べている。 ポンドドルは1.38台半ばでの取引。東京午前に1.39台乗せとなったが、すぐに売り戻しが入った。ロンドン市場では一段安となり、一時1.3840近辺まで下落。ポンド円は153円台が重くなり、152.50割れ水準まで下押しされた。ユーロポンドは0.85台半ばでの取引。先週末の下落から買い戻しが入ったが、値幅は限定的。英国ではデルタ変異株の感染拡大が懸念材料だが、経済再開を優先する政府の動きが市場には好感されているようだ。ポンド相場は、きょうは調整売りが入っているが、このところ堅調な流れを示している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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