ドル円、クロス円が下押し、米CPI控えて調整の動き=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドル円、クロス円が下押しされている。米消費者物価指数の発表を控えて調整の動きが入っている。欧州株は英株が上昇も独仏株がマイナス圏に沈んでおり、やや利益確保の動きに押されている。米株先物はナスダック指数が引き続き堅調。ダウとS&P500指数は売買が交錯している。目立ったリスク警戒の動きとはなっていないが、ドル円は110.50近辺が重く110.20台へと下押し。ユーロ円は131円近辺から130.50近辺へ、ポンド円は153.50近辺から152.70近辺へと下落。ドル買いの動きも優勢で、ユーロドルは1.1830台、ポンドドルは1.3850付近へと本日の安値を更新している。米10年債利回りは1.35%へと小幅に低下。NY原油先物は74ドル台後半に買われたあと、上昇一服。米消費者物価指数の結果待ちとなっている。 ドル円は110円台前半での取引。ロンドン朝方につけた110.45レベルを高値に、その後は上値重く推移している。安値を110.22レベルまで広げている。ただ、値幅は限定的で、米消費者物価指数の発表を控えて軽く調整が入る程度の動き。 ユーロドルは1.18台前半での取引。東京昼過ぎにつけた1.1875レベルを高値に、その後は売りが優勢になっている。ロンドン序盤には1.1836レベルまで下落、その後も戻りは限定的。ユーロ円は東京市場で131円台乗せとなる場面があったが、ロンドン早朝には売りが優勢になっている。足元では安値を130.51レベルに更新。ただ、前日海外市場での安値には届かず、ポジション調整の範疇にとどまっている。6月ドイツ消費者物価指数・確報値は前月比+0.4%、前年比+2.3%と速報値から変わらず。 ポンドドルは1.38台半ばでの取引。東京市場で一時1.39台に乗せたが、買いは続かず売りに押されている。ロンドン市場では1.3850割れ水準へと安値を広げている。ポンド円も軟調。東京市場で153.49近辺まで買われた後は売りの流れに。153円台割れから安値を152.60台へと広げてきている。ユーロポンドは0.8540近辺から0.8550近辺へと小幅反発。前日からの値動きに調整が入る程度の小動き。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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