株価指数先物【昼のコメント】 値がさハイテク株主導による指数インパクトは限られる

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比220円安の2万9600円(-0.73%)前後で推移。寄り付きは2万9770円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9775円)にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まった。その後、2万9820円と前日比変わらず水準まで戻すものの買いは続かず、じりじりと下落幅を広げる展開に。前場半ばには「中国の不動産開発会社、佳兆業集団(カイサ・グループ)が子会社の発行した理財商品の支払いを実行できなかったもよう」との報道を受けて、一時2万9570円まで売られる場面があった。ただし、売り込む流れにはならず、売り一巡後は2万9600円を挟んだ保ち合いを継続。

 米国市場の半導体株物色の流れを受けて、東京市場でも東京エレクトロン<8035>が最高値を更新するなど、半導体株物色がみられた。ただし、テルモ<4543>やダイキン<6367>、ソフトバンクグループ<9984>などが指数を押し下げる格好となっている。

 そのため、NT倍率は先物中心限月で14.54倍にやや上昇したものの、値がさハイテク株主導による指数インパクトは限られている。5日移動平均線が2万9500円辺りに位置しており、後場は同水準を支持線としたこう着が続きそうである。

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