大幅続伸、ロシアの大幅減産による需給ひっ迫見通しで=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=103.41(+7.69 +8.03%)

 ニューヨーク原油の期近は大幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が6.71~7.69ドル高。その他の限月は1.09~5.26ドル高。
 
 ウクライナに侵攻中のロシアと取引を縮小・撤回する動きが相次いでいることから、ロシアからの供給が急減し、世界的な需給がひっ迫する見通しであることが相場を押し上げた。国際エネルギー機関(IEA)の加盟国である米国などは6000万バレルの原油備蓄を協調して放出することで合意したが、日量で約1億バレルの石油製品を消費する世界経済にとって焼け石に水であり、あまり材料視されていない。

 時間外取引から4月限は上昇し、通常取引開始後は106.78ドルまで一段高となった。中心限月として2014年以来の高値を更新。ただ、高値からはやや押し戻されて引けた。

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