株価指数先物【昼のコメント】 売り一巡後は底堅い値動きから寄り付き水準を上回る

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比170円安の2万7620円(-0.61%)前後で推移。寄り付きは2万7640円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7535円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始り、一時2万7390円まで下落幅を広げた。ただし、売り一巡後は下げ幅を縮めるなか、前場半ばには2万7680円と寄り付きの水準を上回る場面も見られており、底堅さが意識された。

 朝方は米国市場が下落した影響により売り先行となったが、75日移動平均線が支持線として意識されるなか、同水準に接近した後は下げ渋る動きとなった。グローベックスの米株先物がプラス圏で推移しているほか、期末特有の需給要因の影響ということもあり、積極的に仕掛けてくる動きは限られた。

 もっとも、引けにかけては年金基金による株式比率の修正に伴う需給のほか、オリックス <8591>の日経平均組み入れによる需給への影響などで手掛けづらい状況のなか、こう着感の強い値動きとなろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.29倍に上昇した後は、14.22倍に低下しており、75日線を支持線とした攻防を見せている。







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