日経平均株価 始値 28005.03 高値 28195.69(12:50) 安値 27993.78(09:30) 大引け 28156.21(前日比 +201.36 、 +0.72% ) 売買高 9億8558万株 (東証プライム概算) 売買代金 2兆4917億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は201円高と続伸、米株高を好感し買い優勢に 2.米11月CPIは予想下回りインフレ懸念が後退する 3.日経平均は今月1日以来となる2万8000円台に乗せる 4.東エレクやレーザーテク、スクリンなど半導体関連株が堅調 5.米航空会社がボーイングに中型機を大量発注し東レなど上昇 ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比103ドル高と続伸した。米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り一時急伸も買い一巡後は上値の重い展開となった。 東京市場では、日経平均株価は続伸。前日の米株式市場が上昇したことから買いが優勢となり、今月1日以来となる2万8000円台を回復した。 13日に発表された米11月消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.1%上昇と10月の7.7%から低下しインフレ懸念を後退させる内容だった。これを好感し、NYダウは上昇した。この流れのなか、東京市場で日経平均は堅調に推移した。半導体製造装置関連などハイテク株が買われたほか繊維や精密機器などが値を上げた。今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表されることから、その結果に対する関心が高い。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体製造装置関連株が高く、ソニーグループ<6758>やトヨタ自動車<7203>がしっかり。信越化学工業<4063>や武田薬品工業<4502>が上昇し、日本製鉄<5401>や塩野義製薬<4507>が堅調だった。米航空会社がボーイングに対して中型機を大量発注したことが好感され東レ<3402>が急伸した。 半面、JT<2914>や三菱重工業<7011>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった大手銀行株が軟調。三菱自動車工業<7211>や日本電産<6594>、日本航空<9201>が値を下げた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、テルモ <4543>、ダイキン <6367>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約74円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は資生堂 <4911>、日電産 <6594>、SUBARU <7270>、JT <2914>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約5円。 東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)精密機器、(3)非鉄金属、(4)鉱業、(5)水産・農林業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)空運業、(2)陸運業、(3)倉庫運輸関連、(4)銀行業。 ■個別材料株 △篠崎屋 <2926> [東証S] 茨城県常総市に保有する固定資産を譲渡へ。 △東レ <3402> [東証P] ユナイテッドが「787」を大量発注。 △セルシス <3663> [東証S] 中国でアニメ制作アプリの提供開始。 △ネオジャパン <3921> [東証P] 2~10月期最終益の高進捗率と記念配当の実施を好感。 △レアジョブ <6096> [東証P] 保育事業のアイ・エス・シー買収によるシナジーを期待。 △ヤーマン <6630> [東証P] 中国EC販売好調で上期営業利益37%増。 △アシロ <7378> [東証G] ゴーディアン・キャピタルが5.13%保有で思惑買い入る。 △ジャムコ <7408> [東証P] 米ユナイテッド航空が787を200機発注で関連銘柄に脚光。 △Eインフィニ <7692> [東証S] タイ政府当局などと連携協定の交渉を開始。 △岩谷産 <8088> [東証P] 経産省が水素とアンモニアのサプライチェーン支援案をまとめる。 ▼モイ <5031> [東証G] 第3四半期営業利益が62%減で着地。 ▼Fインタ <7050> [東証G] 東京五輪の反動の影響大きく上期は大幅減収減益。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ヤーマン <6630>、(2)ジャムコ <7408>、(3)ネオジャパン <3921>、(4)グッドコムA <3475>、(5)邦チタ <5727>、(6)レアジョブ <6096>、(7)セック <3741>、(8)トーホー <8142>、(9)東レ <3402>、(10)ソシオネクス <6526>。 値下がり率上位10傑は(1)正栄食 <8079>、(2)日医工 <4541>、(3)ドリームI <4310>、(4)JVCケンウ <6632>、(5)ゲオHD <2681>、(6)力の源HD <3561>、(7)SREHD <2980>、(8)青山商 <8219>、(9)三菱自 <7211>、(10)エイチーム <3662>。 【大引け】 日経平均は前日比201.36円(0.72%)高の2万8156.21円。TOPIXは前日比11.74(0.60%)高の1977.42。出来高は概算で9億8558万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1258、値下がり銘柄数は493となった。東証マザーズ指数は791.51ポイント(6.04ポイント高)。 [2022年12月14日] 株探ニュース
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