FRBのイベントリスクがなくなることが逆にドルを動かす可能性=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の昼に入って、ドル円は135円ちょうど付近での推移となっている。ロンドン時間に日銀に関する報道が流れたことで、ドル円は売りを強め134円台半ばに急速に下落する場面も見られた。しかし、FOMCの結果発表を控えていたこともあり、NY時間にかけて戻している。

 一部からは、午後のFOMC後にドルが大きく動く可能性があるのは、単にFRBの関するイベントリスクがなくなるからだとの声も出ている。ドルの反応はFRBの新たなメッセージではなく、FRBのイベントリスクが去った後の異なるアジェンダに基づくフローによる可能性が高いという。

 イベントリスクは市場参加者が新たな取引に資金を投入する際のハードルとして機能する可能性がある。インフレがピークの兆しを示唆していることから、FRBがタカ派的なサプライズを起こす可能性は低いが、市場がすでに来年のFRBの利下げ開始を予想している中、FRBとしてはハト派的な発言は避けたいはずだと述べている。

USD/JPY 135.04 EUR/USD 1.0663 GBP/USD 1.2422

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。