クリスマス休暇に向けた流動性低下から瞬間的に大きく変動の可能性=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのNY為替市場でドル円は上に往って来いの動きが見られている。米株式市場で買い戻しが強まっていることもあり、ドル円はNY時間に入って急速に買い戻され、131円台後半から132円台半ばまで急速に上昇した。しかし、流れを維持できずに、直ぐに131円台に戻す展開。クリスマス週で市場参加者も少なくなっている中、大口のまとまった買いが押し上げた可能性もありそうだ。

 ドル円は前日の急落から下げ止まっているものの上値は重い印象。前日の日銀のサプライズ変更を受けてドル円は一時130円台半ばまで急落したが、急落の割には戻りが鈍い。一部からは、来年の円高期待を表しているとの見方も出ているようだ。

 今週はクリスマス休暇に向けて市場参加者が少なくなることが予想され、流動性の低下も予想される。そのため材料に敏感に反応すれば、瞬間的に粗い値動きをするリスクがあるという。

 市場は、米経済がどの程度弱まっているのか、またFRBが引き締めでオーバーシュートしていないかを評価するために、米経済指標に注目している。薄商い、米経済指標、そして今後の金融政策を見極めようとする心理が、必ずしも爆発的に広がるとは言えないが、混在する可能性があるという。

USD/JPY 131.99 EUR/JPY 140.12
GBP/JPY 159.82 AUD/JPY 88.63

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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