株価指数先物【昼のコメント】 米株先物の上昇を手掛かりに短期筋のショートカバーが優勢

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物物は11時30分時点、前日比110円高の2万6480円(+0.41%)前後で推移。寄り付きは2万6430円と、ナイトセッションの終値2万6370円を上回り、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後には2万6560円まで買われたが、その後軟化し、前場半ばには2万6380円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、プラス圏をキープするなか、終盤にかけて買い戻される格好となり、2万6500円手前水準で底堅い値動きで推移している。

 グローベックスの主要な米株先物が上昇するなか、クリスマス明け後の海外株高をにらんだショートカバーが先行したようだ。また、中国政府が新型コロナウイルス対策として海外からの入国者に義務付けていたホテルでの強制隔離を来月8日から撤廃すると発表。上海総合が続伸で始まったことが、前場半ば以降の上昇につながった。

 日経225先物は節目の2万6500円を回復したことで、短期的なトレードとしては達成感が意識されやすい。ただし、2万6350円辺りに位置する5日移動平均線を上回っての推移を見せているため、ショートを仕掛けてくる動きにはなりづらいと考えられる。戻り売りに押される局面では、押し目狙いのロングが入りそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で13.86倍と横ばいで推移している。5日線に上値を抑えられる形状を続けており、NTショートを巻き戻す動きは限定的である。

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