アジア株は下落、米利上げ継続懸念が重石 高値警戒感から利食い売りも

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株は下落、米利上げ継続懸念が重石 高値警戒感から利食い売りも

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   20613.36(-169.09 -0.81%)
中国上海総合指数  3384.85(-0.76 -0.02%)
台湾加権指数     15876.54(-87.01 -0.55%)
韓国総合株価指数  2565.77(-10.14 -0.39%)
豪ASX200指数    7345.20(-36.32 -0.49%)
インドSENSEX30種  59773.05(-137.70 -0.23%)

アジア株は総じて下落、米利上げ継続懸念が重石。また、調整売りにも押されている。前日に韓国株は10カ月ぶり、上海株は9カ月ぶり、豪州株は2カ月ぶりをつけた。台湾株も約10カ月ぶり高値圏にある。

香港株は0.81%安、米利上げ継続懸念が高まっている。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため金融政策を米国に連動させている。そのため、FRBが利上げを続ければ香港当局も基準金利を引き上げ続ける。テンセントホールディングスやJDドットコム、シャオミ、バイドゥ、ネットイースなどハイテク関連が下落している。

米NY連銀製造業景況指数が予想外のプラスになったことを受け、5月で米利上げが打ち止めとの見方が変わりつつある。この先も米指標が強い内容となれば6月の利上げ観測が高まる可能性がある。

上海株は前営業日比変わらず。中国の景気回復に対する楽観的な見方は続いているものの、前日に約9カ月ぶり高値をつけたことから利益確定の売りも出ている。中国GDP前年比は予想を上回る結果となったものの、株式市場への影響は一時的だった。

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