ゴム市況＝ＲＳＳ３号は上海高を背景に上昇、ただし期近は続落

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
    　             ＲＳＳ３　　　　　   　　           ＴＳＲ２０
　  2023/11　　  　 2024/04　   　 2024/10        2023/11     　2024/11
　280.0  - 5.0    273.9  + 3.5   270.0  - 1.2   230.0  + 4.0　228.0  + 4.0
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 　　　上海ゴム　　　　１月限  　14,580　　 + 95　　　（午後３時10分時点）
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【市況】
 ゴムＲＳＳ３号は、総じて上昇。寄り付きでは、上海夜間の堅調地合いや円安を映
し、買いがやや優勢となった。中盤は、期近が上昇したことを受けて、しっかりとした
展開となり、終盤は上海高を受けて、上げ幅を拡大させた。ただし期近１１月限は、
３００．０円まで上昇し、一代の高値を付けた後、２８０円まで急落した。ＴＳＲ２０
は出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比５．０円安〜９．９円高、活発限月の４月限は同
３．５円高の２７３．９円、期先１０月限は同１．２円安の２７０．０円、総出来高は
７４３枚。ＴＳＲ２０の帳入値は全限が同４．０円高。
【４月限が一代の高値に迫る】
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、終盤に上海高を背景に地合いを引き締める限月が目
立った。活発限月の４月限は、２７３．９円で高値引けとなった。日足も実体の長い陽
線となっている。上値を試す可能性がありそうだ。節目の２７５．０円を突破すれば、
10月19日に付けた一代の高値２７６．６円を試そう。

　一方、１４日に急騰した期近１１月限は続落となり、１４日の急騰分１２．５円を昨
日と今日の下げで帳消しにするだけでなく、１３日の終値２８２．５円も下抜いた。期
近については、在庫等のファンダメンタルズ要因ではなく、内部要因主導の値動きとみ
られ、２４日の納会に向けて、値動きの荒い展開が続きそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は2出来ず。ＴＳＲ２０は総じて買いがやや優勢と
なっており、０．２セント安〜１．０セント高。
　上海ゴムは堅調。中心限月の１月限は、夜間取引は買いがやや優勢となり、前日比
４０元高の１万４４７５元で終了した。日中取引に入ると、中盤まではもみ合いとなっ
たが、終盤に地合いを引き締め、１万４５９０元まで水準を引き上げる場面があった。

MINKABU PRESS

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