●週間見通し金、2000ドル台に向かう=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は1980ドル台まで切り返す展開になった。地政学リスクのプレミアム解消の
売りが一巡し、改めて押し目買い優勢の展開になっている。10月消費者物価指数でデ
ィスインフレ傾向が再確認されたことで、改めて利上げ終了観測を織り込む動きが優勢
になった。米金融当局者は追加利上げの可能性を排除していないが、雇用統計に続いて
消費者物価指数も追加利上げの必要性を否定したと評価されている。利上げ終了観測か
ら押し目買い優勢の展開になった。
 今週は2000ドル台へのレンジ切り上げを打診しよう。米利上げ終了観測が維持さ
れると、米金利低下・ドル安を背景に底固い展開が続こう。改めて追加利上げに対する
警戒感を高めていくような動きがみられないのであれば、10月27日の直近高値
2,019.70ドルを試す可能性もある。21日引け後に米連邦公開市場委員会(FOMC)
議事要旨が公表されることがイベントリスクになる。また、23日は感謝祭になるた
め、持高調整による不規則な値動きには注意が必要。
 予想レンジは1970〜2010ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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