国内市場は上昇へ。中心限月の2024年4月限で700〜1000円高程度を想定 する。石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合を明日に控えて買い戻しが優勢と なった。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が、インフレ率が低下を続け た場合の利下げ協議の可能性を示唆したことも支援要因。ただ、円相場が1ドル= 147円半ばで円高・ドル安推移していることは国内市場の重し。 OPECプラスの閣僚会合を控え、サウジアラビアを中心に水面下で協議が継続して いるようだが、今のところ事前合意には至っていないと伝わっている。アフリカ加盟国 との協議が長引いており、追加減産の協議に移るどころではないようだ。減産の基準と なるベースラインの変更も含め、何も決まらないまま30日を迎えそうな雰囲気すらあ り、閣僚会合の日程の再延期もあり得るのではないか。波乱含みであり、積極的に手を 出す場面ではなさそうだ。 <今日の予定> ◆ ニュージーランド ◆ 【経済】10:00 政策金利公表(NZ準備銀行) ◆ オーストラリア ◆ 【経済】09:30 消費者物価指数 2023年10月(連邦統計局) ◆ 日本 ◆ 【経済】09:30 貿易収支 2023年10月確報(財務省) 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ ドイツ ◆ 【経済】22:00 消費者物価指数 2023年11月速報(連邦統計庁) ◆ イギリス ◆ 【経済】18:30 マネーサプライ 2023年10月(BOE) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】22:30 国内総生産 2023年7-9月期改定値(商務省) 【経済】22:30 卸売在庫 2023年10月速報値(商務省) 【経済】11/30 04:00 地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB) 【工業】11/30 00:30 週間石油統計(EIA) ◆ カナダ ◆ 【経済】22:30 国際収支 2023年7-9月期(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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