アジア株は下落も下値は限定的、クリスマス年末近づくにつれ徐々に市場参加者は減少 上海株は4日続落 東京時間11:13現在 香港ハンセン指数 16702.24(-89.95 -0.54%) 中国上海総合指数 2940.86(-1.70 -0.06%) 台湾加権指数 17648.73(-25.14 -0.14%) 韓国総合株価指数 2562.89(-0.67 -0.03%) 豪ASX200指数 7410.40(-32.29 -0.43%) アジア株は下落、米早期利下げ期待が後退している。 先週末、シカゴ連銀総裁がインフレとの闘いで勝利宣言をするのは時期尚早だと警告。NY連銀総裁も利下げについて語るのは早すぎるとコメントした。もっとも下値は限定的、新規材料に乏しく方向感に欠ける。米FOMCや中国主要指標などの重要イベントを通過、クリスマス・年末年始が近づくにつれて徐々に取引参加者が少なくなっていく。今週のイベントは中国政策金利くらい。 香港株は反落。不動産や医療品、ハイテクなど幅広い銘柄が下落している。画像認識システム中国最大手のセンスタイムは18%急落、同社共同創業者が病死した。 中国景気減速懸念で香港株は年初来15%下落しており、世界の主要株価指数の中で最悪のパフォーマンスを記録している。中国政府は今後「大規模」な景気支援策を打ち出す可能性は低いとの見方が強く、香港株を押し上げるのはもはや米早期利下げ期待だけ。 上海株は4営業日続落。序盤に約2カ月ぶり安値をつけたことから下値では買い戻しの動きも見られる。もっとも積極的に買う材料はない。 物価や製造業PMI、住宅関連が11月も総じて弱い内容となったうえ、中国当局による大規模な支援策は期待できない。今週は政策金利が公表されるが引き下げたところで効果は限定的だろう。もう、政府系ファンドが買い増しするのを待つしかないか。
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