アジア株 上海株は4日続落、もはや買う材料なく 市場にしらけムード漂う 今週は事実上の政策金利の発表 東京時間14:11現在 香港ハンセン指数 16635.99(-156.20 -0.93%) 中国上海総合指数 2938.79(-3.77 -0.13%) 台湾加権指数 17644.96(-28.91 -0.16%) 韓国総合株価指数 2571.41(+7.85 +0.31%) 豪ASX200指数 7426.40(-16.29 -0.22%) インドSENSEX30種 71479.88(-3.87 -0.01%) アジア株はまちまち、新規材料に乏しく方向感に欠ける。先週末のFRB高官の発言を受け米早期利下げ期待が後退している。また、中国経済先行きに対する懸念も高まっている。 中国当局は今後大規模な支援策を打ち出す可能性は低く、市場ではしらけムードが漂っている。今週、中国では事実上の政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート)が公表される。据え置きとの見方が強いが、予想外の引き下げだとしても中国香港株を押し上げるには不十分だろう。 香港株は0.93%安。ハイテクや不動産、医療品など幅広い銘柄が下落している。香港株は年初来15%超下落しており、世界の主要株指数の中で最悪のパフォーマンスを記録している。11月には時価総額がインドに超され世界8位に転落した。 上海株は4営業日続落、およそ2カ月ぶり安値をつけている。もはや買う材料はない。11月は住宅関連、CPIにPPI、製造業PMIと、どれも弱い内容となった。また、中央経済工作会議では景気下支えに関する目立った言及もなく、投資家心理は悪化している。政府系ファンドの買い支えがあったとしても株価上昇は一時的で、しばらくすればまた下落してしまうだろう。
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