カナダドルが堅調 議事録では利下げに慎重姿勢=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのカナダドルは買いが優勢となっており、ドルカナダは1.33ドル台前半に下落しているほか、カナダ円は108円付近まで買い戻されている。本日の上昇で21日線を再び上回る動き。本日はカナダ中銀の議事録が公開されていたが、利下げへの慎重姿勢を強調しており、来年までカナダドルはG10通貨をアウトパフォームするとの見方も出ている。

 カナダ中銀は3回連続で金利を5.00%に据え置いたが、委員はインフレ抑制に十分な高金利と見ていることが明らかになった。カナダ中銀のスタンスは来年の利下げの可能性を示唆したFRBとは対照的だった。また、前日発表の11月のカナダ消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことから、市場は利下げ期待を後退させていた。マクレム総裁は利下げに踏み切るにはインフレの勢いを弱める必要があると述べていたが、その直後のインフレ指標であった。

USD/CAD 1.3328 CAD/JPY 107.97

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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