NY原油市況=反落、航行再開で紅海を巡る懸念がやや後退

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/02     75.32       75.66       73.87       74.11        - 1.46
  2024/03     75.57       75.81       74.10       74.34        - 1.37
  2024/04     75.53       75.88       74.31       74.51        - 1.28
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
    337,699              454,412             1,554,682    ( - 6,552)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/01     262.39    - 4.49
                            2024/02     260.25    - 4.42
         改質ガソリン       2024/01     215.50    - 0.33
                            2024/02     216.19    - 1.05
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.46〜
1.37ドル安。その他の限月は1.28〜0.07ドル安。
 イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)が紅海でイスラエルが関与する商船に
対する妨害行為を継続している一方、海運大手マースクが数十隻のコンテナ船を紅海や
スエズ運河を通過させることを計画していると発表しており、警戒感が後退している。
仏海運大手CMA CGMも紅海を経由した航行を再開する方向にある。
 ガザ攻撃を続けるイスラエルの軍事行動が長期化する余地があることは中東の不透明
要因。イスラエル軍の当局者は軍事行動が何ヶ月も必要となる可能性を指摘した。ガザ
地区の死者数は2万人を上回って増え続けているが、停戦は視野にない。
 来年、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始するとみられていることは支
援要因。早ければ3月にも利下げが始まる可能性が意識されている。米金融政策見通し
を反映しやすい米2年債利回りは5月以来の低水準となったほか、ドルインデックスは
7月以来の安値を更新。
 時間外取引から2月限は軟調に推移し、通常取引開始後は下げ幅を広げた。一時
73.92ドルまで下落。
 改質ガソリンとヒーティングオイルは反落。原油安に連動した。
今日の材料
・イランとロシアはドル建て取引の停止で合意
・イスラエルがイラン本土に攻撃すれば、テルアビブは地図から消える=イラン革命防
衛隊
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