NY原油市況=続落、紅海を経由する航行の再開が重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/02     73.80       74.40       71.72       71.77        - 2.34
  2024/03     74.04       74.62       71.92       71.97        - 2.37
  2024/04     74.26       74.78       72.10       72.14        - 2.37
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     360,290              519,511             1,558,982    ( + 4,300)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/01     255.63    - 6.76
                            2024/02     254.03    - 6.22
         改質ガソリン       2024/01     208.52    - 6.98
                            2024/02     209.97    - 6.22
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.37〜
2.34ドル安。その他の限月は2.37〜0.47ドル安。
 イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)が紅海で商船に対する妨害行為を続け
ていたものの、海運大手が紅海やスエズ運河を通過する航行を再開していることが引き
続き相場を圧迫した。紅海の安全のため、米国を中心とした多国籍部隊は商船の護衛を
開始している。
 米石油協会(API)が発表した週報で、原油在庫は前週比183万7000バレル
増加した一方、米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫は前週比711万
4000バレルと大幅に取り崩された。ただ、EIAの原油在庫減少は、税金対策の取
り崩しを反映している可能性が高く、あまり材料視されず。
 時間外取引から2月限は軟調。通常取引開始後は71.72ドルまで一段安となっ
た。
 改質ガソリンとヒーティングオイルは続落。原油安に連動した。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)1:00
原油 −711.4万(4億3657万)
ガソリン −66.9万(2億2605万)
留出油  +74.1万(1億1577万)
(クッシング地区)
原油 +150.8万(3397万)
*()は在庫総量
今日の材料
・米国主導の連合軍の駐留終了に向けて取り組んでいる=イラク首相
・ベネズエラは自国東部に軍隊を配備、ガイアナの英艦艇受け入れに反発
・米原油在庫の市場予想は前週比250万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比183万7000バレル増
・ガソリン在庫は同48万2000バレル減
・留出油在庫は同27万2000バレル増
・クッシング原油在庫は156万8000バレル増
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