NY原油市況=続落、前半の上げ幅を失う急反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)

              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2023/12     71.71      73.64      70.06      70.38      - 1.27
  2024/01     71.90      73.80      70.32      70.62      - 1.22
  2024/02     72.08      73.92      70.54      70.82      - 1.19
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
    633,942             401,260             1,581,998   (+  2,551)
                     帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2023/12     252.58    - 0.31
                   2024/01     249.29    - 0.23
改質ガソリン        2023/12     209.49    - 1.14
                   2024/01     211.40    - 1.18
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比は期近2限月が1.27〜1.22ドル
安。その他の限月は1.19〜0.66ドル安。
 紅海で商船を襲撃したイエメンの武装組織フーシ派を米軍が撃退したことが報じられ
るなか、デンマークの海運大手のAPモラー・マースク社が再び紅海通航を停止するこ
とを発表したことで地政学的リスクが高まり、年明けのアジアの時間帯の時間外取引か
ら上昇して、米国の時間帯の前半までは堅調な展開となっていた。しかし後半は米金利
高、ドル高で米株が上値が重くなったことに圧迫されて、この日のそれまでの上げ幅を
失う急反落となった。

 2月限は今年最初の取引となるアジアの時間帯の時間外取引から上昇して、一気に
72ドル台に乗せて、米国の時間帯の前半には73ドル台に乗せた。高値は73.64
ドルまであった。しかし後半には一転して高値から大きく崩れる展開となり、安値は
70.06ドルまであった。その後は下げ幅を縮小したが、70ドル台半ばまで戻すの
が精一杯だった。

  デンマークの海運大手、APモラー・マースクは、「紅海およびアデン湾を通過す
る全て通航を追って通知があるまで一時停止することを決定した」ことを明らかにし
た。
 ガスバディによると、全米ガソリン小売価格平均は1日現在で306セント/ガロン
で、前年同期比で12.6セント下落した。今後2021年以来の3ドル台割れも予想
されているが、イリノイ州ではすでに3ドル台を割り込んでいる。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルはともに続落。上昇後に大きく崩れた原油の値動
きに追随して、高値から崩れてともに軟調に引けた。
今日の材料
・米ガソリン小売価格平均は1日現在で306セント/ガロンで、前年同期比で
 12.6セント下落=米ガスバディ
・デンマークの海運大手、APモラー・マースクが紅海の運航停止を発表。

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