プラチナ市況=プラチナは下落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,498     -9     9,502   -10  : 2,036.17    +1.87
銀          106.7   -1.3     107.6   0.0  : 2,288.00   -15.00
プラチナ     4,300    -31     4,275   -35  :   919.40    -5.20
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   993.57   -21.81
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.12   -0.34  ユーロ・ドル相場   1.0978  +0.0001
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが下落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の堅調が下支えになった。午後に
入ると、円高が一服したが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが46〜31円安、プラチナスポットが51
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1364枚、プラチナミニが1058枚、プラチナス
ポットが5366枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中東情勢の行方も焦点】
 プラチナ先限は夜間取引で4261円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=145円前後の円高に振れた。
 12月の米消費者物価指数(CPI)が前年比3.4%上昇と予想を上回る伸びとな
り、加速した。ただ米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、米国
債の利回りは低下した。今後発表される経済指標を確認したい。
 米英軍はイエメンの親イラン武装組織フーシ派の軍事拠点に対して空爆を実施した。
プラチナは金や原油の上昇につれ高となった。ただ12月の中国の消費者物価指数(C
PI)は前年比0.3%下落し、3カ月連続のマイナスとなった。生産者物価指数(P
PI)も下落し、デフレ圧力が続いている。中国経済の先行き懸念が残ると、高値での
買いは見送られることになりそうだ。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。米英軍がイエメンの親イラン武装組織フ
ーシ派の軍事拠点に対して空爆を実施したことを受けて堅調となった。午後に入ると、
922ドル台で上げ一服となった。
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