−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2024/03 457.00 460.00 441.00 447.00 -10.75 2024/05 469.25 471.25 453.00 459.00 -10.75 2024/07 478.50 480.25 463.00 468.25 -10.75 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 603,046 306,366 1,441,972 (+ 20,259) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米農務省発表の米国需給報告(1月12日発表:カッコ内は前月見通し) 2022/23年度 作付面積 : 8820万エーカー ( 8860万エーカー) 単 収 : 173.4Bu ( 173.4Bu) 期初在庫 : 13億7700万Bu ( 13億7700万Bu) 生 産 :136億5100万Bu (137億1500万Bu) 輸 入 : 3900万Bu ( 3900万Bu) 供給合計 :150億6600万Bu (151億3000万Bu) 飼料用 : 54億8600万Bu ( 55億4900万Bu) 食品・種・工業用: 65億5900万Bu ( 65億5800万Bu) 内エタノール : 51億7600万Bu ( 51億7600万Bu) 輸 出 : 16億6100万Bu ( 16億6100万Bu) 需要合計 :137億0600万Bu (137億6900万Bu) 期末在庫 : 13億6000万Bu ( 13億6100万Bu) 在庫/消費率 : 9.9% ( 9.9%) 2023/24年度 作付面積 : 9460万エーカー ( 9490万エーカー) 単 収 : 177.3Bu ( 174.9Bu) 期初在庫 : 13億6000万Bu ( 13億6100万Bu) 生 産 :153億4200万Bu (152億3400万Bu) 輸 入 : 2500万Bu ( 2500万Bu) 供給合計 :167億2700万Bu (166億2100万Bu) 飼料用 : 56億7500万Bu ( 56億5000万Bu) 食品・種・工業用: 67億9000万Bu ( 67億4000万Bu) 内エタノール : 53億7500万Bu ( 53億2500万Bu) 輸 出 : 21億0000万Bu ( 21億0000万Bu) 需要合計 :145億6500万Bu (144億4900万Bu) 期末在庫 : 21億6200万Bu ( 21億3100万Bu) 在庫/消費率 : 14.8% ( 14.7%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *米気象庁発表の6−10日予報(1月17日−1月21日) コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。 (11日付。12日付は日本時間午前6時現在、未発表。) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは軒並み続落。終値の前営業日比は10.75〜1.25セント安。期近3月 限は10.75セント安の447.00セント。 米農務省(USDA)発表の月例需給報告で示された23/24年度のコーン期末在 庫量が2018年以来の高水準となったことが嫌気されて売り優勢となった。3月限は 一代安値を更新。 3月限は457セントで取引を開始したあとはUSDA月例需給報告や米四半期在庫 報告待ちのなか457〜458セントの狭いレンジ内で高下。シカゴの時間帯に地合い を引き締めて460セントの高値に達したが、USDA月例需給報告と四半期在庫報告 が発表されると急速に軟化し441セントまで下落して一代の安値を更新。売り警戒か ら安値を離れたが、448セント台で頭打ちとなり安値圏で引けを迎えた。 米国の22/23年度の需給予測は作付け面積が引き下げられたことを受け、生産量 が6400万Buの下方修正となった。また需要項目では飼料用が5400万Bu引き 下げられる一方、食品・種・工業用が100万Bu引き上げられたが、期末在庫率は前 月と同程度の9.9%となった。 23/24年度の米国需給予測は需要項目では作付面積が300万エーカー引き下げ られたが、イールド見通しが2.4Bu引き上げられたため、生産量予測は1億800 万Bu引き上げられた153億4200万Buとなった。需要項目ではエタノール生産 用が5000万BU引き上げられたが、供給項目の引き上げを受け、期末在庫率予測は 前月の14.7%から14.8%へ上方修正された。 23/24年度のブラジルのコーン生産量予測は前月の1億2900万トンから1億 2700万トンに下方修正された。一方のアルゼンチンの生産量予測は前月と同量の5 500万トンに据え置かれた。 また、23/24年度の中国の生産量予測は前月の2億7700万トンから2億 8884万トンへと大幅に上方修正された。これを受けて世界期末在庫率は前月の 26.1%から26.9%に引き上げられた。 *米農務省発表の穀物四半期在庫(12月1日現在) コーン:121億6556万9000Bu(事前予想:120億1000万Bu) 小 麦: 14億1025万4000Bu(事前予想: 13億8300万Bu) ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> 14日は散発的な降雨が発生し、結実期を迎えている大豆や生育中の穀物にとっての 慈雨となるだろう。サンパウロ州などの乾燥が警戒される地域でも十分な量の雨量を伴 う降雨が見込まれる。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> ブラジル中部では週末にかけて散発的な降雨が続くが雨量は減少するもよう。14日 の週も引き続き降雨が見込まれるが局地的なものにとどまるため、地域によっては大豆 の成熟やサフリーニャコーンの生育にとっての土壌水分の乾燥懸念が強まる可能性があ る。 <アルゼンチン南北産地> 広い範囲で降雨が発生したが、北部での雨量が多くなり生育中のコーン及び大豆にと っての慈雨となった。少なくとも来週半ばまでは降雨が続く見通しで、生育環境は良好 を維持する見込み。来週後半以降の天気の見通しは不透明ながら、広い範囲で土壌水分 は適度な量を保ち、生育にとって良好な状態を維持している。 シカゴ小麦は続落。米農務省(USDA)月例需給報告で、米国の期末在庫量は引き 下げられたものの、ロシア、ウクライナと主要生産国の生産量予測が引き上げられるな か売り優勢となった。また、コーンと大豆の軟調も売りを呼ぶ要因となり、一時は昨年 11月30日以来の安値となる587.25セントまで軟化。安値を離れたものの、 3月限は7.75セント安の596セントと600セント台を回復できずに終えた。 米農務省(USDA)月例需給報告では23/24年度の米小麦生産量予測は18億 1200万Buで据え置かれたが、期初在庫量の引き下げを受けて総供給量予測は前月 時点から1200万Bu引き下げられた25億2700万Buとなった。これに伴い期 末在庫量予測は前月の6億5900万Buから6億4800万Buに引き下げられた。 一方、23/24年度の米国外の生産量予測についてはオーストラリアが2550万 トン、カナダが3195万トンで前月と同量に据え置かれる一方、ロシアが100万ト ン引き上げられた9100万トン、ウクライナが90万トン引き上げられた2340万 との見通しが示された。 米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約) ネブラスカ州では再び大雪となった。寒気が流れ込み寒波となっているが、この冷え 込みは少なくとも15日の週いっぱい続く見込み。14日には新たな低気圧が広がる見 込みで、15日にかけて降雪または氷雨となるもよう。 今日の材料 ・14日は散発的な降雨が発生。結実期を迎えている大豆や生育中の穀物に とっての慈雨。 ・地域によっては大豆の成熟やサフリーニャコーンの生育にとっての土壌水分の乾燥 懸念が強まる可能性あり。 ・アルゼンチン産地では来週半ばまでは降雨が続く見通しで、生育環境は良好を維持 する見込み。 ・23/24年度の米期末在庫率予測は前月の14.7%から14.8%へ上方修正。 ・23/24年度のブラジルのコーン生産量予測は前月と同量の1億2900万トン、 アルゼンチンも前月と同量の5500万トンに据え置かれる。 ・米国の昨年12月1日時点のコーン在庫量は事前予想を上回る121億6556万 9000Bu。 MINKABU PRESS
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