NY金・銀市況=金が小反発、米国債の利回り低下もドル高で上げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 2)  2014.8     2025.6      2004.0      2017.8     +  1.8
          (24/ 4)  2033.9     2044.7      2023.3      2036.8     +  1.6
   銀     (24/ 3)  2280.0     2315.5      2276.5      2292.7     +  3.8
         (23/ 5)  2298.5     2336.0      2298.5      2314.8     +  4.0
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           269,599       321,906       467,205        (+  1,333)
  銀           57,235        81,952       137,226        (-  1,391)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,049.13  + 242.74
     24日  147.60/62   1.0879/81   ・ナスダック         15,510.50  +  28.58
     25日  147.71/73   1.0839/41   ・10年米国債利回り      4.13  -   0.04
・NY原油  (24/ 3)   77.36 + 2.27  ・SPDR保有金残高    858.93      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は小反発、銀は続伸。終値の前日比は金が1.2〜3.0ドル高、中
心限月の4月限が1.6ドル高、銀が3.4〜5.3セント高、中心限月の3月限は
3.8セント高。
 金4月限は小反発。時間外取引では、ドル安となったが、次の材料待ちで上値は限ら
れた。欧州時間に入ると、地合いを引き締めたが、戻りは売られた。日中取引では、米
国内総生産(GDP)の伸び鈍化を受けて上昇したが、ラガルド欧州中央銀行(EC
B)総裁の発言を受けてユーロ安に振れたことや、予想以上の米新築住宅販売戸数を受
けて上げ一服となった。
 銀3月限は米国内総生産(GDP)の伸び鈍化を受けて上昇したが、ドル高や金の上
げ一服に上値を抑えられた。
 ニューヨーク金4月限は小反発。時間外取引では2031.7〜2038.9ドルの
レンジで推移、前日比2.2ドル安の2033.0ドルとなった。4月限は安寄りした
のち、ドル安となったが、次の材料待ちで上値は限られた。欧州時間に入ると、地合い
を引き締めたが、戻りは売られた。
 日中取引では、2023.3ドルまで下落したのち、米国内総生産(GDP)の伸び
鈍化を受けて2044.7ドルまで上昇した。ただラガルド欧州中央銀行(ECB)総
裁の発言を受けてユーロ安に振れたことや、予想以上の米新築住宅販売戸数を受けて上
げ一服となり、2031.6ドルまで下落した。
 第4四半期の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比3.3%増と前四半期の
4.9%増から伸びが鈍化したが、市場予想の2%増を上回った。一方、ラガルド欧州
中央銀行(ECB)総裁は利下げ開始時期について夏の「可能性が高い」としたダボス
での発言に言及した。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で2276.5〜2303.5セントのレンジ
で推移し、前日比6.6セント高の2295.5セントとなった。3月限は安寄りした
のち、ドル安を受けて堅調となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばし
た。
 日中取引では、米国内総生産(GDP)の伸び鈍化を受けて2315.5セントまで
上昇した。その後は、ドル高や金の上げ一服を受けて2284.5セントまで下落した
が、押し目は買われた。
 1月24日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比29万6958オンス減の
1962万0151オンス、銀は47万8127オンス増の2億7726万3578オ
ンス。

今日の材料
・1月の独IFO業況指数は85.2で昨年12月の86.3(改定値)から予想外に
低下した。低下は2カ月連続。予想は86.7だった。
・欧州中央銀行(ECB)理事会で、政策金利を過去最高の4%で据え置くことを決定
した。据え置きは3会合連続で予想通り。インフレ対策へのコミットメントを改めて確
認し、金融緩和を検討し始めていることは示唆しなかった。
・第4四半期の米実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比3.3%増とな
った。伸びは前四半期の4.9%増から鈍化したものの、市場予想の2%増を上回っ
た。
・12月の米耐久財受注は前月から横ばいだった。輸送機器が低調だった。市場予想は
1.1%増だった。
・米新規失業保険申請件数は2万5000件増の21万4000件となった。市場予想
は20万件だった。
・12月の米新築一戸建て住宅販売戸数は前月比8.0%増の66万4000戸だっ
た。住宅ローン金利の低下と市場に出回る中古住宅の持続的な不足に後押しされ、市場
予想(64万5000戸)も上回った。
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